松山支部
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第432回 松温会12月例会開催報告
令和5年12月20日(水)12:00より、道後友輪荘 2階 友輪の間にて、第432回松温会12月例会が34名の温山会員の出席者のもと開催されました。
まず、今井俊朗松温会会長から「本年は松山大学創立100周年記念行事が多く開催され、皆様方にもご協力をいただき誠にありがとうございました。残すところ記念特別番組が今月30日に放映されるのでぜひご覧いただけたらと思います。また、来年1月24日には松温会の40周年記念特別例会を開催しますので是非こぞってご参加をお願いします。さて、本日は本学OGの土佐礼子氏(大48)に『マラソンが教えてくれたこと』という演題でお話いただきますのでよろしくお願いします」とご挨拶がありました。
昼食後卓話に入り、土佐さんから「中学まではバスケットボール部に所属しており、高校に入って陸上部に巡り合うことができ、その後、マラソンランナーになりオリンピックにも出場することができました。松山大学に入学したころは、駅伝部を作ろうかという時期であり楽しく練習ができた時代でした。3年生の時、愛媛マラソンに女子の部が創設され、初出場で優勝を果たすことができました。これをきっかけにマラソン選手になるんだという強い気持ちを持つようになりました。
大学を卒業後、三井住友海上火災保険女子陸上競技部に入り厳しいトレーニングを積み重ねてきましたが、その当時、同じ部に渋井陽子さんという強い選手がいたことも自分が強くなれた一因ではないかと思っています。また、アメリカでの合宿中、プロ野球選手のイチローさんとお話する機会があり、実業団選手としてのプロ意識を持つことの大切さを得ることもできました。
アテネオリンピックではメダルには届きませんでしたが入賞することができました。次の北京オリンピックの出場権をかけた世界陸上では足の故障を克服して出場し、メダルを獲得し北京オリンピック出場が決まりました。
北京では良い結果が出せると思っていましたが、足の痛みにより途中で棄権するという結果になりました。棄権という形で終わったものの、仲間に励まされたことや沢山の方から応援をいただいたこと、結果は出せなかったけれど松山に帰ると温かく迎えてくれたことなど、良い経験をさせていただきました。
現在、三井住友海上火災保険女子陸上競技部に松山大学の卒業生3名が入部していますので、今後も応援をよろしくお願いします」とお話いただきました。
この後、初参加の三宅浩正氏(大37)、鈴木洋仁氏(大39)、山田祥雄氏(大50)及び大塚崇広氏(大68)より自己紹介があり、12月例会は閉会しました。