松山支部
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第417回 松温会7月例会開催報告
令和4年7月20日(水)12:00より、東京第一ホテル松山11階スカイブリリアンにて、第417回松温会7月例会が46名の温山会員の参加のもと開催されました。
開会にあたり、今井俊朗松温会会長から「新型コロナウイルス感染者が1,900人以上と発表されました。感染の急拡大で残念ながら8月のボウリング大会・懇親会は中止せざるを得なくなりましたが、9月以降の昼間の例会は予定通り開催していくのでよろしくお願いします。本日は、坂本龍馬をよく研究されている大城戸会長に『坂本龍馬と愛媛』という演題でお話しいただきます。短い時間ではありますが楽しい話を期待します。」と挨拶がありました。
昼食後、卓話へと移り、司会の山田幸子氏から「大城戸会長は高知のご出身で、龍馬を敬い崇め、『愛媛竜馬の会』を設立し、会長を経て現在は顧問を務めておられます。そして国内外210もの組織を持つ『一般社団法人全国龍馬社中』の副会長も務めておられ、本日は、その龍馬への熱い思いに、しっかりと耳を傾けていただきたいと思います。」とご紹介がありました。
卓話では、まず、2年前に松山で開催(オンライン)された「龍馬ワールド」のオープニング映像を放映した後、龍馬やその関係者と愛媛との繋がりについてお話しいただきました。
暗殺される前、龍馬が身の危険を案じてくれる同志に京都の松山藩の陣屋を宿にしたいという手紙を送っていることや、土佐藩と松山藩の関係、勝海舟が設計した神奈川砲台場を築造したのは松山藩であることなどのお話のほか、「いろは丸」の衝突事故に関して、相手方との交渉や事故調査に愛媛の人が関わっていたことなどについて詳しくお話いただきました。また、沈没した「いろは丸」に積載していた石炭を事故調査に関わった方から貰い受けたとのことで、会場では現物の石炭をご披露いただきました。
最後に、龍馬と新田長次郎との共通点について、「実学・行動の人」、「出逢いの達人」、「自忘他利」という三つのキーワードをもとにお話しいただきました。
今まで知らなかった史実を学ぶ機会となり、有意義な30分間となりました。
なお、会場で、大城戸会長原作の「蟠龍飛騰(ばんりゅうひとう)」(脱藩前の坂本龍馬の120日間を描いた作品)に、新たに加筆された「脱藩」という書籍の紹介が行なわれ、6月例会で講演いただいた村上功太郎さんの活動資金への寄附を目的に、参加者に呼びかけご購入いただきました。売上金は全額「村上巧太郎後援会」に寄附させていただきましたので、この場をお借りしご報告いたします。購入いただいた会員の皆さんありがとうございました。
次回の例会は、令和4年9月21日(水)12:00より、道後友輪荘での開催を予定しています。