松山支部

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「第359回松温会5月例会」を開催

更新日:2015年5月29日

5月例会

平成27年5月21日(木)正午より、いよてつ会館にて「第359回松温会5月例会」が開催され、41名の卒業生や大学関係者が参加した。

秋川会長が用務のため、代行の増岡副支部長より、5月15日の温山会総会・松山支部総会が無事終了できたこと、また、忙しい中多数の温山会員に同会へ出席して頂いたことに対して御礼の挨拶が述べられた。

5月ゲストスピーカーは、3月2日から3月18日まで「ハワイ・サービス・ラーニング・プログラム」に学生とともに参加研修された本学学生支援室講師泉谷道子先生。
そして、そのプログラムに参加した二人の学生に卓話を披露していただいた。

この授業は、事前・事後研修と現地研修と三つのパートから構成されている。サービスラーニングを通したリーダーシップ能力と異文化適応能力の獲得に関心のある松山大学の1、2年次生を対象として募集され、本学からは13名の学生が参加。松山大学での3か月7回の事前研修後、ハワイ大学の寮に寝泊まりし、午前中は講義と午後は講義で学んだことに関する奉仕活動という、サービスラーニングの教育手法に則った研修だった。
プログラムの目的として、①価値観、立場、文化などの背景が異なる組織での協同活動と講義を通してリーダーシップ力と異文化適応能力(スキル・知識・態度)を身につける。②社会的課題について学び、コミュニティに奉仕し、課題を自己に引きつけて考えることを通して社会への責任感と参画意識を高めることとした。

5月例会そのプログラム内容は、「魚を育てる池でのボランティア活動とKuhio Elementary Schoolでの読み聞かせ」「ゆかたと日本文化」「ハワイの言語とハワイのダンス」「ホノルル文化巡りとレイ作り」「パール・ハーバー見学」「ポリネシア文化センター見学」等々多岐にわたるものだ。

今回参加の人文学部英語英米文学科2年生の松田美波さんからは、以前はとても荒れ果てたスラム街、劣悪な生活環境の住宅街が、ボランティアの方々や政府の支援によって清掃活動が始まり、素晴らしい環境(パロロ・ラーニング・センター)に生まれ変わったことへの驚き。また、子どもたちはとてもあいさつができること。日本の伝統的な遊び(折り紙や紙飛行機)を通しての交流ができたこと。日米双方の立場からの展示がされているパール・ハーバーのこと。活動を通して「ハワイは観光で行く街という概念からハワイの歴史や現実を考える場」となり、また訪れたい場所になったとのレポートがあった。

「なぜ あなたは ここにいますか」そんな問いかけから始まった経営学部経営学科3年生の緒方千紘さんの報告。印象的なロン先生の授業は、「なぜ あなたは ここにいますか」と問いかけを何度も繰り返すことでした。繰り返すことで自分自身の目標が明確になり、可能性が広がり成長できることを学んだ。様々な人種・移民の多いハワイの人は、他人に強く興味を示し、フレンドリーでありコミュニケーション能力が高い。また、自分の意思を明確に持っているし表現できる。自己紹介のやり取りの中でも先生と学生が互いに学びあい、一人一人と向き合い受け止めてくれることが実感できた。ハワイの言葉「アロハ」には「私はあなたの敵ではないですよ。」という深いメッセージが含まれているという。

5月例会最後に、「マハロ」=「ありがとう」「今日わたしが ここにいる」のは、松温会の皆様にハワイでの研修の報告をすることと研修に行けたことへのお礼・感謝の気持ちを伝えたい」からと結ばれた。 参加した学生の更なる挑戦と活躍に期待いたします。
「マハロ」 次回「第360回松温会6月例会」は、「回顧・松大の戦後70年」と題し、温山会顧問・松山大学元学長・名誉教授の神森 智氏 を招いて行う。
日時・場所は、6月18日(木)正午よりいよてつ会館3階ロビンルームにて開催する予定である。

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