福山支部
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温山会福山支部総会報告
温山会福山支部(第21回)総会報告
温山会福山支部総会・懇親会が平成28年6月11日(土)午後6時よりJR福山駅前の「福山ニューキャッスルホテル」最上階16階で開催された。
はじめに、杉原浩二支部長(大28)より「福山支部総会の開催が今回で21回目となりました。皆様方の協力のお陰です。去る5月20日に松山で開催されました温山会総会・松山支部総会に出席しました。本部総会では初めてではないかと思いますが、中締め前に、応援団中野良雄先輩(大23)が松山商科大学校歌と逍遥歌を斉唱するに当たりエールをおくっていただき、会が大変盛り上がりました。皆さんも是非参加してみてください。松山の街も行くたびに景色が変わって、高いビルが建ったり道路が整備されたりして、我々がいた頃の松山とはガラリと変わっている。南海放送跡地は、松山大学の綺麗なキャンパスになっている。松田池でさえ我々には池という印象しかないけれど、見事な施設ができている。母校が発展することはOBとして嬉しい。温山会としても大学を盛り上げていきたいし、福山の地で温山会を盛り上げていきたいと思う、しかし、福山支部参加者の平均年齢が上がっている。是非若い方を誘って皆さんで盛り上げていきましょう」との挨拶と来賓へのお礼があった。
興梠安温山会会長(大19)からは、「2016年5月20日にひめぎんホールで行われた温山会総会・松山支部総会で応援団OB諸氏に総会を盛り上げてもらった。近年女子駅伝部を中心に、全国レベルで活躍する学生を応援する機会が多い。その現役の活躍を応援しエールを送ることができればと常々思っていた。その意味で応援団を復活させなければと思っている。2016年1月21日に第13代今井琉璃男会長、第14代麻生俊介会長、第16代野本武男会長と私の4名の会長経験者が『過去・現在・未来』をテーマにパネルディスカッションを行い、今後の『松山大学や温山会のあり様』を話し合った。その中で“応援団の復活”を会長として何とか実現させたいと思い発言をした。あくまでも現役の学生が「どう受け止めるか」ではあるが、応援団OBも新入生ガイダンスで新入生に呼びかけたり、OB会で相談をしたりして、復活に向けた取り組みがなされていることが紹介された。
2015年度は5月15日の総会以降、31支部からの案内を受けた。22の地域支部と有師寮OB会・県庁OB会味酒野会・応援団OB会・松山市役所職員OB会の4つの職域支部に参加でき、2,800名もの方々との交流を図ることができた。
しかしながら、2年かかっても6支部には参加できていない。最終年度の今年は何が何でも参加したいと思っている。山口県の防府支部と防府支部女性会。九州では長崎支部。四国では徳島支部。そして、41番目の沖縄支部と42番目のニューヨーク支部だ。
松山大学が3年前に90周年を迎えた。大学の創立90周年に遅れること4年。2017年1月8日は温山会の創立90年目となり、会員数は 72,000人を超えている。90周年事業企画検討委員会で事業実施内容が決定し、ホームページ等でお知らせできると思う。記念イベントや記念グッズの作成について総意を結集して計画中だ。90年からさらなる100年に向かって何をすべきか考え、ともにお祝いをしたい。お祝いには是非とも参加してほしい。樋又キャンパスにも是非きてほしい。」との挨拶があった。
続いて、本籍が福山市にあったというキャリアセンター事務部世良静弘事務部長(大29)から村上学長のメッセージと新キャンパスや就職戦線の状況が伝えられた。
支部総会開催のお祝いが述べられた後、大学の現状として、在学者数が約6,000名になること。27年度1,340名が卒業し、28年度は1,583名の学生が入学したこと。私学は冬の時代と言われ5割以上の私大が定員割れといわれる中、定員割れもなく地元からも注目される大学として健全な経営ができている。これも先輩方が各分野・社会で活躍されているお陰だと考えている。課外活動では女子駅伝部が大活躍し、仙台の大学選手権では2年振りに3位入賞し、年末の富士山女子駅伝でも3位入賞を果たした。大西監督の口から『今年はいけそう』と強気の言葉が聞こえるように、メンバーが充実している。時間が許せば仙台で応援を戴きたい。行くことができなければ、テレビでの応援をお願いしたい。
大学の新情報としては、今年4月に樋又キャンパスがオープンした。今までの大学の建物はマッチ箱のようなものの中に色々詰め込んだようなものが多かった。樋又新キャンパスは、真ん中が綺麗な吹き抜け。2階には教室も配置されており、カーテンもあるがそのままオープンのままで授業が実施されている。周囲がガラス張りで、学修の様子が丸見えの状態だ。2階には女子のパウダールームがあり、使用前に見学したが、これには感動した。今年の入学者の半数近くが女子学生で、女子学生に配慮した施設となっている。現在3号館の耐震改修もしているが、同じようにパウダールームにするよう指令が出ている。是非とも見て頂いて大人の雰囲気を宣伝してほしい。
支部総会に参加して感じるのは、支部それぞれ共通の悩みは“若手と女性の参加促進”だと思う。今年の就職活動は6月から選考が始まり内定もそろそろ出始めてきている段階だ。10月1日の内定式で確定する。内定した学生には各地の温山会支部の情報も伝えて、参加するように勧めたいと思っている。
2017年には温山会の創立90年目となる。一方、松山大学は2023年には100周年となる。100周年に向かって何をすべきか考え、ともにお祝いをしたいのでご協力をお願いしたい」との挨拶があった。
温山会林専務理事からは、温山会ホームページ開設のお知らせとアップした記事内容、2017年の創立90周年に向けた未来募金のお願いと松大バッジについての説明があった。支部総会で交流を深め、力を合わせて大学・温山会を盛り上げていきたいとの挨拶があった。
勝島康次郎尾道支部長(大18)より「第21回の支部総会、誠におめでとうございます。尾道支部で幹事をしていた頃からいろいろと関わりがあった。ニューヨーク支部ができており会長さんには是非行ってほしい。また、女子駅伝部の村井コーチは広島出身で、尾道支部に是非来てほしいと何度も声を掛けているが、仙台での大会前で実現できていない。また、奥様の土佐礼子選手はオリンピックに出場し、素晴らしい結果を収めたが、松山大学の卒業生であることを知らない卒業生も多かった。女子駅伝部も1・2位を争わないとテレビにも出ることがない。是非とも学生の活躍する姿、松山大学を全国区に押し出してほしい」との挨拶があった。
会計報告、役員改選もスムーズに進み、山下副支部長の総会閉会挨拶、記念撮影の後、最長老の西谷豊彦氏(大17)の乾杯の発声で懇親会に移った。
恒例の初参加者による自己紹介では、平成4年卒の藤井太作氏(大41)「ドアが開いた瞬間どうしようかと思った。会社のつながりで会計担当の兼国耕吉氏(大43)に誘われて参加することとなった。福山で松山大学OBの会があるのは知っていたが、なかなか来る機会がなかった。法学部の1期生。ビールはなぜか常温で飲むという石原先生のゼミだった。部活はジャズエイジェンツ部。2つ上の先輩が全国大会で優勝し、大学から文化部として初めて報奨金10万円をいただいた。なぜか自分が受け取りに行った記憶がある。とにかく今夜は先輩方との交流を楽しみにしている」という若手の登場に会場は活気づいた。
久々の再会を喜び合う笑顔と美味しい料理とお酒であっという間に交流の輪が広がり、「天宝一」という地酒があっという間になくなっていく。話題は、温山会の支部総会の活性化。そして、学生時代の苦労話や成績、先生の思い出。学生時代の街並みや食事のこと。結婚相談、仕事やゴルフ、現役学生への学業やサークル活動への注文等々の話で盛り上がり、会員同士の懇親を深めることができた。
5月30日(月)NHKの「あさイチ」“ピカピカ☆日本 華やかな色・香り・味!?バラの街”で元柔道部の猛者、町本義孝氏(大19)が丹精を込めた食用バラの花と商品が番組で紹介されたという話を伺い始めた頃、校歌斉唱の時間となり、内容を聞きそびれたことはとても残念だった。
会の途中福山支部の方々から率先して、熱い思いを込めた「未来募金」に協力をしていただきました。ありがとうございました。
宴たけなわの中松山商科大学校歌の時間となり、元気な歌声が響き渡った。
「団長ーッ!」コールの中登場した村上雅起氏(大26)。5月の温山会総会で応援団中野良雄先輩(大23)がエールをされたのを聞いて覚悟はしていたという。
「押忍!」
「北に聳える中国山地・・・南に波静かなる瀬戸内海の島々を見つつ 備後福山城はその麓 九十有余年の伝統を誇る 松山大学 温山会は福山支部 前途を期して そーれ エールを送るー フレーーフレーー松山」「フレフレ松山フレフレ松山」
大学や温山会へのエール”に一同酔いしれ、そして大拍手が沸上がった。
最後に東 晴男(大20回)副支部長の出番となった。「学生時代興梠先輩と同じ“拳法道”を修行した。有師寮には4年間住んでいた。昨年、新旧有師寮のOB会があった。気分は若いが旧寮のOBであり、新寮の人間が多くなった。現在は第一戦を引退後、シルバー人材センターで剪定の仕事をしている。グループ7人の中で最年長者が79歳。次が74歳、73歳、68歳と自分が最年少だ。常に下働きで、皆さんが嫌がる仕事を率先してやる役割だ。今後の温山会福山支部を盛り上げるためには、若い方と女性が参加してくれ、一人でも多くの来てもらえる会にしたい。今年は16名だったが来年はもっと多く来てもらって「あの人に会えてよかった。温山会員でよかった。そんな支部総会にしましょう!」
「今後の皆様の活躍と福山支部の繁栄」に願いを込めた一本締めがあり散会となった。
【あとがき】
福山支部総会は、最上階16階から福山城を見下ろしながらの総会・懇親会となった。飲むほどに酔うほどに、福山城は輝いて見えた。会が終了し日帰りをされる興梠会長は新幹線で福山を後にした。見送りの後、駅の北側お城に向かって歩いて行くと、暗がりから得も言われぬ香しい匂い。バラの季節?目を凝らしてみるとやはり名残のバラが香り立っていた。そして、負けずにくちなしの花も。温暖な瀬戸内海の中央に位置する福山市。中核市として、とても活力のある街だ。とても綺麗な街並み。参加人数的にはやや物足りなくも思うが、一人ひとりの存在感が大きく、地元愛がとても強く、優しく、活力の感じられる会だった。
翌朝は、駅の南側を中心に散歩を楽しんだ。100万本のバラが咲き誇るバラの街。各所にバラの花が咲き「思いやり・優しさ・助け合いの心」を表す『ローズマインド』を感じながら、さらに多くの温山会員との交流ができることを念じながら福山を後にした。支部の皆様のご健康とご発展を祈って!