大洲支部
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温山会大洲支部総会報告
温山会大洲支部総会報告
平成28年6月10日(金)18時から、大洲市の駅前「料苑たる井」で大洲支部総会が開催された。事務局片岡康雄氏(大19)の進行で支部総会が始まった。
慎重審議を
往田誠治副支部長(大16)から「年に一度の総会であり、慎重審議をお願いしたい」と開会の言葉で総会が始まった。
校歌斉唱に続いて、支部長より総会に出席の来賓へのお礼と会員への感謝の言葉が述べられた。
よりどころ!温山会は松山大学の応援団
「私は昭和42年卒業以来50年を経過している。大学を卒業以来、日本の高度成長が始まった頃だった。色々な企業が元気になって、給料もどんどんよくなったり、家電製品・車・家等、欲しいものが手に入る時代となり、とても恵まれた時代だった。能力というより真面目に勤めていれば何とか希望の持てる時代だった。バブルの弾けた後、時を経て均衡のとれた時代となった。結婚し子どもが出来、孫ができる。子どもが大きくなって離れていく頃は、孫との距離感・疎外感を感じる状況となっている。一番大事なのが我々に一番近い仲間。これからは“大学の仲間が大事な人”となってくるのではないかと思っている。特に松山大学を卒業したという“共通項”があるので、年代が離れた方と話をしていても“すぐ打ち解けた話”ができるように思う。この会が続くという事は“よりどころ”になっていると思う。今は松山大学の仲間を大事にしていきたいと思っているし、ある意味では我々は“松山大学の応援団”だ。我々にできることがあれば協力していきたいと思っている」と母校や同窓者へのエールを頂いた。
協議は古森達夫支部長(大16)が恒例により司会をする中、21年度から事務局を担当している武内洋一事務局長(大29)から、25年から28年度までの、参加人数と会費の説明がなされた。参加人数は25年の43名をピークに減少傾向であること。会費は25年の男性6,000円・女性4,000円から、本部の補助もあり男性5,000円・女性3,500円となっていることが報告された。役員選考については、全員留任となった。
写真撮影後、引き続き事務局担当の片岡康雄氏(大19)の司会で懇親会が始まった。古森支部長から「全国の地域支部の支部長さんは年齢が若い方が多くなっている。大洲支部でも若手の登用についても考えていきたい。懇親会では、松山大学の実情も伺いながら楽しんでいきたい」との挨拶があった。
温山会興梠安会長(大19)からは、最初に創業の地・本社のある大洲市の会社のつながりから大学時代の部活動や個人的なつながりまで披露された。「27年度は5月15日の総会を皮切りに、31支部からの案内を受けた。22の地域支部と有師寮OB会・県庁OB会味酒野会・應援團OB会・松山市役所職員OB会の4つの職域支部に参加でき、2,800名もの方々との交流を図ることができた。
全支部総会への参加を実現!
しかしながら、2年間で6支部参加できていない。最終年度の今年は何が何でも参加したいという思いだ。近隣では徳島支部、九州では長崎支部。山口県では 防府支部。防府支部には女性部会があり、楽しみにしている。41番目設立の沖縄支部、42番目のニューヨーク支部だ。28年度は5月20日の松山支部を皮切りに、6月3日に新居浜支部、ここ大洲支部が3番目の支部総会だ。今年度は参加できていない6支部はもちろん、全国各地の支部会員の方々にお目に掛かれるようにしたいと思っている。
大学の創立90周年に遅れること4年。2017年1月8日は温山会の創立90年目となり、会員数は72,000人を超えている。90周年事業企画検討委員会で事業実施内容が決定し、ホームページ等でお知らせできると思う。記念イベントや記念グッズの作成について総意を結集して計画中だ。90年からさらなる100年に向かって何をすべきか考え、ともにお祝いをしたい。樋又キャンパスにも是非きてほしい。」との挨拶があった。
最後に最近の大洲市については、若い鵜匠の誕生や一流人気シェフの登場。臥龍山荘等々観光面でも『伊予の小京都』として大々的に売り出している。観光関係でも温山会の先輩がいらっしゃるし、とても元気で素晴らしい。
最後に、めでたい席で失礼かとは思うが、一緒に全国の支部総会を飛び回ってくれた、バドミントンで活躍、温山会の理事もしてもらった元気印の前キャリアセンター藤田厚人事務部長が5月26日に死去された。享年60歳という悲しい別があった。5月25日には、三恩人の墓参に初めて参加した。私もできる限りのことをしていきたいと思う。その上で
『松山大学ここにあり、温山会ここにありを鼓舞!していきたい』
との挨拶があった。
世良キャリアセンター事務部長から村上学長のメッセージと新キャンパスや就職戦線の状況が伝えられた。
支部総会開催のお祝いが述べられた後、大学の状況として、在学者数が約6,000名になること。27年度は 1,340名が卒業し、28年度は1,583名の学生が入学したこと。私学は冬の時代と言われる中、定員割れもなく健全な経営環境といえること。課外活動では女子駅伝部が大活躍し、仙台の大学選手権では2年振りに3位入賞し、年末の富士山女子駅伝でも3位入賞。テレビに松山大学のゼッケンが映り宣伝効果も大きい。その他には、軟式野球部やソフトテニス、硬式テニス、バドミントン、バレーボール、柔道部、剣道部、ラグビー部等多くの団体と個人で全国大会へ出場したことが伝えられた。
新キャンパスについて、今までの大学の建物が、マッチ箱のようなものの中に色々詰め込んだものが多かった。樋又新キャンパスは、真ん中が綺麗な吹き抜け。周囲がガラス張りで、仕事の様子や学修の様子が丸見えの状態だ。学生にとって授業終了後に、和む場としてカフェやレストランもできた。アカデミックソーシャルコモンズでは、冷暖房が完備し、夜の10時まで使用することができる。守衛が24時間警備をしており、安心して学修ができる環境だ。レストランは昼間は定番6品で、単価が750~800円程度で、カルフールよりやや高いが学生も利用している。地域に開放された建物だ。樋又キャンパスにあるパウダールームは素晴らしい。現在3号館の改修もしているが、同じようなパウダールームにするよう指令が出ている。是非とも見て頂いて大人の雰囲気を宣伝してほしい。
キャリアセンターでは、昨年は8月だったが、今年は6月から選考が始まり今最終段階だ。学生は、真面目でおとなしく成績の良い学生が多い。企業からするとプラス何かが欲しい。そんな学生にどうアピールさせるかを学生と面談しながら進めている。松山大学の大洲高校出身者について調べて見ると、1~4年次生まで97名の学生がいる。近隣高校出身の学生を合わせると大洲地区だけで100名を優に超える。是非就職について情報があればキャリアセンターに寄せてほしい。そして、松山大学の学生を引っ張ってほしい。また、女子学生が増えており、卒業後は地元に帰りたいという希望者が多いので、地元の情報を伝えてほしい。
温山会は90周年。松山大学は2023年には創立100周年となる。それに向けた取り組みも始まっており、協力をお願いしたい」との挨拶があった。
温山会林格専務理事(大24)からは、温山会ホームページ開設のお知らせとアップした記事内容、2017年の創立90周年に向けた未来募金のお願いと松大バッジについての説明の後、支部総会で交流を深め、力を合わせて大学・温山会を盛り上げていきたいとの挨拶があった。
谷本憲一名誉顧問(大6)により、母校松山大学と温山会大洲支部の益々の発展を祈念した乾杯の音頭で懇親会が始まった。今年80歳超になる谷本名誉顧問。春と秋のシーズンには、月6~7回のゴルフ。温山会の総会前にもゴルフをし、総会に参加したという強者。
懇親会が始まって10分もすると各自ぞろぞろと席を移動、あちらこちらで笑い声、会話も弾んで会場はわいわい、がやがや大いに盛り上がってきた。各自お腹も大きくなり、飲むピッチも少し落ち着いてきたところで、学生時代の学業やサークル活動、下宿の思い出や遊びのこと、卒業後のこと、家族や趣味のこと。リタイヤ後の生活や生活設計。学校の恩師の話。10数年間中国・上海で仕事・生活をしていた駐在員の先輩の中国宝話等々で盛り上がった。また、松山大学グッズや温山会グッズが初参加の方や若手を中心にプレゼントされ好評だった。
薬学部に息子さんがいるという女性。薬剤師への道の厳しさを実感、事務部長からのアドバイスも熱がこもったものだった。各所で盛り上がる中、予定された近況報告や自己紹介タイムは自然消滅。夜の大洲は時間の過ぎるのを忘れ、熱中し会長他2名大慌てで駅に向かい、列車に走り込み松山に向かった。
【あとがき】
大洲支部の参加者名簿の1番目には2004年卒の男性の名前。卒業して10年選手として、勤務先で大活躍中だろう。“忙中閑あり”是非気分転換に、仲間を誘い温山会員同士の交流をしてみてはどうだろう。大洲支部の皆さん大変お世話になりました。来年も元気で会いましょう。