今治支部
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温山会今治支部総会開催報告
温山会今治支部総会開催報告
温山会今治支部総会が11月27日(金)今治市旭町2丁目の国際ホテル今治で開催された。盛重陽子氏(大41)の司会で始まった。総会・懇親会に先立ってこの1年間で亡くなられた方のご冥福を祈り黙祷が行われた。
松山大学校歌斉唱の後、新居田大作支部長(大8)の挨拶では、「来賓の皆様の御臨席、今治支部会員の皆様の協力を得て盛大に総会・懇親会が出来る事へのお礼と感謝の言葉があった。また、母校松山大学より村上理事長・学長、藤田厚人キャリアセンター事務部・部長、菅良二今治市長様、温山会本部より興梠安会長、本部麻生俊介顧問(大7)、温山会理事、横山博幸衆議院議員(大23)、林 格専務理事、温山会今治支部の上村俊之上島町町長(大28)、新居浜、西条、東予・周桑各支部の支部長及び役員の皆様にご臨席を得たことへの感謝が述べられた。支部会員相互の連絡網については、今治支部では、地場産業の土地柄を生かして造船・タオル・ガス・金融機関・市役所・学校、文化団体等々そして卒業期別のネットワークを通じて参加を呼びかけ、今回19人の女性会員を含む200人の参加を得ることが出来た。大学卒業後50~60年の高齢の方々から若い会員まで、まさに老若男女、戦後間もない頃の卒業から最近の卒業生まで60年もの年齢の差がある。この間松山での大学生活の環境は大学内も社会も大きな変化の中にあり、卒業年度によって、それぞれ違った体験があった筈だ。その中で変わらないものの一つが「校訓三実」ではないだろうか。現代社会や個人が抱える様々な課題を乗り切っていくうえでこの「校訓三実」の精神が今再評価されていると思う。一昨年の大学創立90周年記念事業のひとつに、10月本学「カルフールホール」にて濱田純一東京大学総長による講演があった。『「校訓三実」が生み出す地域と大学の絆』というテーマで「真実・実用・忠実」の現代的な意味についての話があった。結論の中で「人と人とが結びつくことで成長の力が生まれる。」「人と人との絆、地域と大学との絆の大切さ」が強調されたように思う。真実・実用は松山商科大学の校歌の中にも「習わば行い、習わば為さん」と言葉そのものに表わされているが、「忠実」ということに対しては「人に対する誠を尽くすこと」と指導を受けた。実は、私たちの今治で生まれて育ち、新居浜で育まれ飛び立った矢内原忠雄のことを御存知だろうか。戦前は学問で軍国主義と闘い、戦後は昭和20~30年代、戦後2代目の東大総長として日本人の智と心の再建を担った人で、人の為に尽くす心と、自由・平和の為に生涯を捧げた方です。松山大学の「校訓三実」は89年前加藤彰廉高商初代校長の提唱・宣言で生まれた。そして5~60年前には矢内原東大総長の思想と人の為に尽くす実践があった。現在の東大総長の話の中にも人と人との絆・つながりの中で未来への展望が開かれているんだということだった。校訓三実の重みを改めて考えさせられた。母校松山大学は女子駅伝部を始めスポーツも盛んです。素晴らしい校訓を持った大学だ。私たちは松山大学に誇りを持っている。支部温山会員もそれぞれの支部・それぞれの職場や団体での活動・活躍を通じて、母校と温山会を広く社会に向かって大いにアピールしていかなければと思っている。母校松山大学と温山会の益々の発展を祈りながら、世代や職域を超えて大いに交歓していただき楽しい総会・懇親会になるよう祈念している。なお、お楽しみ抽選会には沢山景品をいただき、今治造船からは、今治造船温山会の瀬野孝雄工場長(大24)のご配慮でサイクリングバイクも提供いただいているので、くじ引きを楽しんで下さい。終わりにお願いがあります。私は村上周利前支部長より75歳の時バトンを受け、以来6年、81歳となった。新しい年度から新しい役員でスタートしてほしいと考えている。次期役員について、この後お諮りしたい、との挨拶があった。
続いて、村上宏之理事長・学長から総会開催のお祝いと大学の近況が報告された。「現在5学部6学科と5大学院。短期大学を擁する総合大学となっている。在学者数は約6,000名。来年3月には旧南海放送跡地に、樋又キャンパスがオープン予定だ。地域社会における集いと交流・知の空間をコンセプトに現在1号館ゼミ教室、3号館教室・研究センターの一部、キャリアセンターの社会連携室が移転する予定。その建物にはソーシャルコモンズという空間を設け、ITを活用したグループ学習や地域連携活動等にも利用する予定で、レストランやカフェも併設予定だ。7月にはオープン予定だ。是非訪ねてほしい」
「課外活動においては、全国大学レベルで女子駅伝部が『第33回大学女子駅伝大会』で過去最高に並ぶ3位で2年振りに入賞し、6年連続シード権を獲得した。ご声援頂いたことに心より感謝をしたい。
このあと、女子駅伝部は12月30日に『富士山駅伝』があり出場する。テレビ放映されるので応援をお願いしたい。この他バドミントン部男女団体、ソフトテニス部男女団体、硬式テニス部男女個人と男子団体、軟式野球部、弓道部が全国大会に出場。文化系サークルでは落語研究部が、全国大学お笑い選手権大会D-1グランプリで見事団体優勝した。
松山大学は一昨年創立90周年を迎えたが、今後100周年に向けて、今後も地域における高等教育の拠点・知の拠点として卒業生・大学生の誇りの持てる学びの場としての基盤と体制を整えるつもりだ。今後ともご指導・ご支援、ご鞭撻をお願いしたい。本学としても、これまで通り温山会と緊密な協力関係を築いていきたいと思う。終わりに温山会、温山会今治支部の皆様の益々の発展、ご健康とご多幸を祈念した挨拶があった。
温山会本部興梠安会長からは、今治支部の皆様の爛々と輝き頼もしく思う。盛大な会にお招きいただき感謝したい。温山会のトピックスとして、今年5月15日の温山会・松山支部総会があり、総会で承認された林専務理事と全国の支部総会への参加をしていること。温山会もグローバル化しており、42番目の支部としてニューヨーク支部が立ち上げられ、5人で活動し女性支部長が頑張っていること。今治支部総会が26番目であり、27年度に開催された一部欠席した支部もあったが、今まで松山を筆頭に、参加した25支部(福山・新居浜・福岡・東海・西条・八幡浜・北条・広島・山口・北海道・北九州・高知・宇和島・尾道・宮崎・仙台・宇摩・近畿・徳島・東京・防府女性会・大洲・東予周桑・長崎)と職域支部(有師寮と味酒野会【県庁関係者】)の総会実施状況や42支部の主な活動状況や今後の予定が紹介され、今後もできる限り支部総会に参加したいとの思いが語られた。
また、2013年に2年前に松山大学が90周年を迎えた。遅れること4年、松山大学温山会は2017年1月に創立90周年となる。現在本部内で三つの小委員会を立ち上げ、そのひとつ90周年小委員会で何をすべきか検討している。決定すればホームページでお知らせしたい。13代目の温山会長の今井琉璃男先輩が、60~70年前・現役の新聞記者時代のことを記した「温故知新」という本を出版した。今治支部にも持参しているので読んでいただきたい。
最後に「三つ(学生や教職員・支部と本部・地域)の貢献」として取り組んでいる地域貢献事業は、松山大学で長年取り組んでいるマイロード清掃運動(松山大学周辺)をタイアップ事業とし、7月11日(土)に第1回目が実施された。10月10日(土)には、第2回目のマイロード清掃活動にも参加してきた。今治支部の皆様にもそれぞれの地域に関わっていただき、温山会の支部が相互に連絡しボランティア活動を考え「松山大学ここにあり、温山会ここにありをアピールし」いい汗を流していただきたいとの要望がなされた。
菅良二市長から「200人もの温山会員で盛大に総会が開催出来ること、各分野から多くの参加者・先輩方が参加していることは、大学に誇りを持って活動していることの証であることを実感している。我が今治市役所からも多くの参加者がおり、役員案にも支部長も含めて多くの者が参画できることを嬉しく思う。愛媛県経済界のリーダーである麻生大先輩にもお越しいただき、まさに誇り得る方々を見せながら前に前に進んでほしい。今治造船、今治タオル、太陽石油、日本食研さん等に土地を購入して頂き、工業団地は完売した。しまなみ海道サイクリストの聖地としての役割をしっかりと今治から発信したい、頑張りたいと思っている。それぞれの立場で立派な今治づくり、愛媛県づくりにご協力賜りたい。温山会へのお礼と発展を期待したい」との挨拶があった。
来賓紹介の後、議事・報告に入り、山本浩三事務局長から平成27年度活動経過が報告された。また、今年度役員改選の年であり、新役員が一括承認を受けることが出来た。
新役員を代表して、諏訪耕造新支部長から「一人でも多くの、それも若い方々に出席いただき、学年や世代を超えて親交を重ねていきたいと思う。新役員一同微力ではあるが努力していきたいので、諸活動に一層のご理解とご協力をお願いしたい」との挨拶があり、総会は終了した。
温山会横山博幸(大23)理事によって、松山大学と温山会今治支部の益々の発展と出席の皆様のご健闘を祈った乾杯が力強く行われた。
懇親会に入り、美味しい料理とお酒をいただき、名刺交換や交流が進められる中、温山会林専務理事から松山大学公開講座の紹介と松山大学女子駅伝部への応援と募金依頼、温山会「未来募金」への協力依頼があった。
懇親会場はそれぞれ所属毎のグループ員が同席し交流を深めると同時に、近隣のグループ同士の交流が進められとても活気あふれるものだった。また、アトラクションでは、フラダンスのショーも催される中、お待ちかねの「お楽しみ抽選会」となった。
高級タオルやホテル招待券、伊賀焼・・・等の地元物産は元より“しまなみを駆け抜けろ”とばかりに豪華サイクリングバイクもあり会場は大盛り上がりだった。
最後は「松山商科大学・校歌」と「逍遥歌」の大合唱。麻生俊介温山会顧問による万歳三唱で閉会となった。
【あとがき】今治支部参加人数は200名。多くの方々からの声援を今回もいただいた。200人もの温山会員が所属するそれぞれの核をしっかりと創り上げ強固なものにし、その核を確実に増やし、維持増員することで大きな核となっていく。そのまとめ役を果たすのは並大抵ではない。3年に一度の会だからこそ、日頃から職域やグループ内の人間関係づくりとチームワークがしっかりとれているからこそと実感させられた。役員の皆様方の日頃の健闘ぶりが伺え、頭の下がる思いだった。ありがとうございました。なお、今回のHPに使用しました写真は撮影者(林)の腕が悪く(機材も近々購入予定で・・・・・)誠に申し訳ありません。お詫びいたします。