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温山会東京支部総会開催報告
温山会東京支部総会開催報告
温山会東京支部総会が11月14日(土)正午より東京都千代田区九段の『アルカディア市ヶ谷』にて開催された。まず冒頭に、この1年間でお亡くなりになられた方のご冥福を祈り黙祷が行われた。その後、日高滋支部長の挨拶では、天候不順・ご多忙の中参加の多くの会員への感謝の言葉があった。また、母校松山大学より学長代理として、藤田厚人キャリアセンター事務部・部長、温山会本部より興梠会長、林専務理事の支部総会参加への御礼の言葉があった。また、村上学長のメッセージとして「本日推薦入試があり教職員全員で対応する為に止む無く支部総会欠席となり大変申し訳ない」ことが伝えられた。
東京支部の活動について四点の報告があった。「一つ目は、他支部との交流を3年ほど中断していたが、今年よりお隣の東海支部と東北仙台支部との交流を再開し、本日東海支部より重森副支部長、東北仙台支部より村山支部長にお越しいただいたことへのお礼の言葉があった。次に、総会の懇親会費を改定したこと。これは若い会員の皆様方から大変強い要望があり、そのご意見を受け入れた。これを機会に若い会員や女性の方々の出席を是非是非お願いしたい。三つ目として、東京支部の会員の中でゴルフの好きな方々が『松友会』という歴史のあるゴルフの会を催していた。この会は、故大谷政丸名誉顧問が中心となり昭和63年からゴルフ愛好者が集まって実施していた。今年の10月5日の会が57回目という歴史と伝統のある会で、現在40人ほどのメンバーがおり、10月5日の会は瑠璃垣さん(大21)が幹事として24名の方が参加し盛況だった。メンバーの方々のご要望・ご賛同も得て、来年度から温山会の年間行事のひとつとしてより協力的に対応したい。最後は役員人事について、名誉顧問として大変お世話になった大谷政丸顧問が4月19日に97歳でお亡くなりになった。同じく名誉顧問の栗林正志先輩は昨年の大晦日に86歳でお亡くなりになった。大谷先輩は、昭和26年大先輩の窪岡様とともに温山会東京支部を創設されたおひとりで、60年以上に渡り東京支部の発展に寄与された。大谷様・栗林様に心から感謝と御礼を申し上げご冥福を祈りたい。一般人事では退任役員として、長年副支部長として活躍頂いた鴨崎一夫氏が東京の生活から故郷今治に帰られて退任。松山大学MTOオフィス長の高橋宏治氏が4月1日付け定期人事異動で本学の経営企画室長にご栄転された。会計幹事の本山智男氏が仕事の都合で退任された。新任役員として、中村崇会計監事(大23)、高橋MTOオフィス長の後任に高原敬明幹事(大31)上西利彦幹事(大31)鴨崎祐太幹事(大54)加藤健二幹事(大63)曽根大貴幹事(大64)とやや幹事の人数が増えたが本日より1年間頑張っていきたい。ここで東京オフィスの新理事長から挨拶をしていただきたい」と高原幹事を壇上へ案内した。
登壇した 東京オフィスのMTO新オフィス長の高原敬明幹事からは「東京オフィスは2007年10月1日に開設以来8周年が過ぎ、9周年目に入った。関東・首都圏の学生の就職支援はもとより、本学の卒業生と東京支部の方々や温山会との接点になる重要な場所。今後も存続していきたいと思っている。是非銀座8丁目の新橋、新田ビル東京オフィスへ来ていただきたい」との挨拶があった。
再度登壇の日高支部長から、二つの要望がなされた。そのひとつは「再来年温山会発足90周年を迎える。来年度からいろいろ会が催されると思うが、本年度より各支部総会で『未来募金』のお願いをしている。本日もご寄付をお願いしたい。次に、支部総会は例年11月の第2週土曜日となっている。第2土曜日は来年度も推薦入試と重なる為、来年に限り11月5日の第1土曜日に開催したい。欠席の方々にも来年度だけは11月の第1土曜日に実施することを伝えてほしい」との挨拶があった。
ここで来賓として参加の温山会本部・興梠安会長、林格専務理事、松山大学キャリアセンター事務部藤田厚人部長、東海支部より重森貴裕副支部長、東北仙台支部より村山邦夫支部長の紹介があった。
温山会本部興梠安会長から、日本のど真ん中東京で110名の温山会員の参加を得て東京支部総会が盛大に開催できることへのお祝いが述べられた。温山会のトピックスとして、2015年5月15日の温山会・松山支部総会があり、総会で承認された林専務理事と全国の支部総会への参加をしていること。
温山会もグローバル化しており、42番目の支部として ニューヨーク支部が立ち上げられ、5人で活動し女性支部長が頑張っている。東京支部総会が21番目の総会であり、一部欠席した支部もあったが、今まで松山を筆頭に、参加した20支部(福山・新居浜・福岡・東海・西条・八幡浜・北条・広島・山口・北海道・北九州・高知・宇和島・尾道・宮崎・仙台・宇摩・近畿・徳島)と職域支部(有師寮と味酒野会【県庁関係者】)の総会実施状況や42支部の主な活動状況や今後の予定が紹介され、今後もできる限り支部総会に参加したいとの思いが語られた。また、10月25日(日)に行われ た「第33回全日本大学女子駅伝」では、総勢40名以上の強豪立命館等を相手に4位だった松山大学を、最後の最後に4年次生が意地の逆転劇を見せてくれ、3位に入賞することが出来た。3年次生が3人残り来年はチャンスだ。
【アンカー4年生:幾野由里亜選手】
また、2013年に松山大学が90周年を迎えた。遅れること4年、松山大学温山会は2017年1月に温山会創立90周年となる。現在本部内で三つの小委員会を立ち上げ、そのひとつ90周年小委員会で何をすべきか検討している。決定すればホームページでお知らせしたい。13代目の温山会長の今井琉璃男先輩が、60・70年前、現役の新聞記者時代のことを「人生の語り部」とういうか新聞記者時代のことを記した『温故知新』という本を出版した。東京支部にも持参しているので是非読んでいただきたい。
最後に「三つ(学生や教職員・支部と本部・地域)の貢献」として取り組んでいる地域貢献事業は、松山大学で長年取り組んでいるマイロード清掃運動(松山大学周辺)をタイアップ事業とし、7月11日(土)に第1回目が実施され、10月10日(土)には、第2回目のマイロード清掃活動が実施された。言うだけではなく実際にボランティア活動に参加している。東京支部の皆様にもそれぞれの地域に関わっていただき、ボランティア活動を考え「松山大学ここにあり、温山会ここにありをアピールしいい汗を流していただきたい」との要望がなされた。
続いて学長代理として、大学の現況が松山大学キャリアセンター事務部藤田厚人部長から報告された。「現在5学部6学科と5大学院、短期大学を擁する総合大学となっており、約6,000名の学生が在籍している。体育施設は御幸(昔の松田池)グラウンド他に移り、道後樋又の南海放送跡地に新キャンパスが建築されている。2016年春に完成予定だ。ゼミ教室の移転やキャリアセンター、社会連携室も移る予定で、市民との交流をコンセプトにしたオープンスペースが確保されている。課外活動では、「第33回全日本大学女子駅伝」で3位になり、6年連続シード権を獲得。2年前には弓道部女子が全国優勝した。男子はやや劣勢ではあるが、ソフトテニス部の男女・硬式テニスの男女個人・バドミントン部男女団体・剣道部・柔道部等々様々な部が全国大会に駒を進めている。学業面では、昔の国家一種(キャリア組)の合格者も出ており、文武両道が本学の大きな目標となっている。大学は100周年に向かって努力しており、100周年後も松山大学が充実した大学、学びの場としての役割を果たせるよう基盤と体制を整備しているところだ。
キャリアセンターの仕事をしていて、支部総会で先輩にお会いして感じることは『先輩方は宝物』ということ。先輩から支援をしてもらっているお陰で就職面では全国に誇れる大学でとても強い。就職率については、文部科学省より厚生労働省の方が数字は信頼できる。全国国公立・私立卒業生の就職率は昨年までは60%台で、今年やっと景気がいいということで70.3%になったが、松山大学は以前から80%台をキープしている。残りの10数%は公務員試験等受験希望者であり、就職したいけどできなかったのは一桁の人数となる。これは他の大学では考えられない数字で先輩方のお蔭でいい就職ができている。支部総会では先輩方との顔つなぎをして絆を深めてご支援をいただきながら、学生の就職に結びつけていきたい」との挨拶があった。
来賓の温山会東海支部の重森貴裕副支部長からは、「最も華やかな東京の支部総会に参加できたこととても嬉しい。東海支部は8県にまたがって分布している。松山大学の卒業生は第三次産業に就職することが多い。東海地区は「ものづくり」中心で製造業が多いため卒業生が広い地域にまたがりまばらになっている。地域を広く固めることによって同窓会を維持している状況だ。自分自身仕事に一区切りがついて今年春から本格的に温山会の支部活動に関わるようになった。活動を通して思う事は「同窓会はいいもんだ」ということ。同じ大学で学び、同じ松山に棲んだ仲間は、初対面でも共通体験の上に立ち親しく話ができる。色々な支部に参加して交流をしていて、これが『同窓会』の良い所だと思う。組織は色々苦労もあるがそれよりも楽しみが大きい。今日は存分に楽しみたいのでよろしくお願いします」との挨拶があった。
「おばんです」のあいさつは、東北仙台支部の村山支部長。松山生まれの松山育ちだそうだ。ヤマハの販売店に就職し仙台市に赴任した。そして、地元の女性と結婚し、以来47年間仙台に住んでいる。これから変わることもないだろうと思う。「東北仙台支部の温山会員の平均年齢は60歳を超えているし、最高齢の方は90歳を超えている。若手の人数が増えてくれば活力も出ていいんじゃないかなあと思う。今日参加させてもらって、他支部との交流や情報取集はとてもいいことだと思う。東北仙台支部は少人数で何をやれば良いのかと迷ってしまうこともあった。東北仙台支部の総会は、20~30年前は飲み会だけだった。「全日本大学女子駅伝」が開催されてからは、一ヶ月前から交通規制の看板もでき、仙台の街もすごく盛り上った状態でPRをしている。松山大学の女子駅伝部の成績が非常に優秀なので、新聞等の報道にも出てくるし、先輩として涙が出るほど嬉しい。来年の開催日も10月25日だと思うが、駅伝のときに会員の方々にも集まって頂き、総会も実施し駅伝部員や保護者・温山会員との懇親会をする予定だ」との挨拶があった。
議案審議に入り、柳生道彦事務局長(大19)より平成27年度活動報告がなされた。27年度も部活動、中でもスポーツ関係の応援に力を入れたいと思っている。駅伝はもちろん、卓球・テニス等々期待している。また、最近若手の会員や役員も増えており活発な支部活動を目指したいのでご支援をお願いしたいとの報告があった。続いて平成26年度会計報告がなされた、中村崇会計幹事(大23)から監査報告がありその全てが承認されて総会は終了した。
懇親会の準備が整う幕間に、30年来支部総会に関わる故植田平八氏(大6)のご令嬢、エレクトーン担当の大坪様の紹介があった。
懇親会は黒木増夫氏(大20)の「大学女子駅伝を見ていると嬉しい。四国の大学から日本の大学へと飛躍する姿が嬉しい。“松山高商、松山商科大学、松山大学”と我々がこよなく愛した『松山大学その名に栄えあれ』」と祈念し乾杯したいとの音頭でスタートした。懇親会に入り、美味しい料理とお酒をいただきながら、老若男女がにこやかに名刺交換や懇談の輪が広がり、久々の交流や初めての出会いを愛でたりしながらの輪が広がって行った。
にこやかに談笑するヤング5人グループ、平成60~63年卒の男性4人と女性1人に「この会に参加するようになったきっかけは」と問いかけてみると「東京オフィスの先輩からの声掛け。就職でお世話になった先輩の誘い」東京オフィスチルドレンの5人組だった。5人中3人が愛媛県出身で高知県と岡山県の中四国出身の若手温山会員に「来年は知り合いの温山会員も誘って参加してください」と声を掛けて別れた。
先輩方に飲み物を持参して色々声掛けをしてみるとかなりの確率でスポーツの話題となる。「ラグビー、バスケットボール、柔道、剣道、空手、野球等々」経専時代や高商時代、松山商科大学の先輩からは全国での華々しい実績を挙げた話や当時の先生の指導ぶり、狭いグラウンドで互いにヒヤヒヤしながらした練習の様子が目に浮かぶような話だった。
楽しいい時間はあっという間に過ぎて行き、グリークラブOB有志による歌唱タイム(写真:右上)となった「この街で生まれ この街で ・・・お母さんに この街で・・・ 」
続いて、全員で歌われた『松山大学校歌』
“ ♬ 流れゆく時の中を 人は生きている 憧れをその胸に 抱きしめながら
君よ青春に 夢を添えて まだ見ぬ世界へ 旅立とう
ああ松山 松山大学 緑が萌える ・・・”
そして『松山商科大学校歌』は、
“松山商大この名に栄えあれ 校訓三実我が身に体して
学ばば行い習はゞ為さんと 誓いし若人ここにぞ集える ♪ ”
手拍子入り・リズミカルでとても 歯切れの良い歌でした。
皆で心を合わせ大きな手拍子で歌った「逍遥歌」
嗚呼三春の瀬戸の海 煙りて淡き水の色 白帆遥かに南溟の
八幡の船を想うとき 香り床しき玉藻潮 健児の歌にむせびゆく
平成3年卒の岡田敏幹事(大40)が中締めの音頭を取り支部総会は三本締めでお開きとなった。
【あとがき】東京支部の印象として参加者の年齢層のバランスのよさだ。100名を超える参加者が融合し、それぞれの良さを生かし、共有しつつ活動している。銀座8丁目ニッタビルの東京オフィスを拠点に、大学と東京オフィスそして、温山会東京支部会員とがうまくつながっていることが実感できた。1年に一回の支部総会だけではなく、「東北・仙台の女子駅伝」や「富士山女子駅伝」、「硬式野球・軟式野球・剣道・柔道・ラグビー・テニス・空手道・バスケットボール等々」の大会の応援・応援準備、就職活動等、もっともっと多くの方々が集える場になればと期待している。