第20回温山会功績表彰 宇佐美まこと氏 ~ 第70回日本推理作家協会賞受賞を称えて

更新日:2017年8月8日

カテゴリ:温山会トピックス

 平成29年8月7日(月)11:30から第20回温山会功績表彰式が温山会館にて執り行われた。今回の表彰対象者は作家の宇佐美まこと氏(大学29回卒:本名 村上 香)で、作家としてデビューして4作目である『愚者の毒』(祥文社)が第70回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞したことを称えてのことで、この賞は第1回受賞者の横溝正史をはじめ、そうそうたる作家が受賞してきた権威と歴史のあるものであり、温山会としても大変誇らしく、名誉のあることである。

 表彰式では興梠会長から表彰状と御祝金の贈呈があり、「今回の受賞、誠におめでとうございます。あなたは作家、主婦、会社経理、孫のお世話等、何役もこなすスーパー才女で温山会の宝であり誇りです。今後も精進を重ねてさらなる上を目指して頂きたい。」との御祝の言葉も贈られた。

 溝上理事長・学長からは「この作品には色々な人物背景がちりばめられており、物語の意外な展開等、本当に読み応えのあるものです。今後もご活躍頂き、読者を楽しませるとともに、できましたら作品の中に松山大学の名前を取り入れるなどして頂けると幸いです。本日はおめでとうございました。」との言葉が贈られた。

 宇佐美さんからは、「本日はこのように盛大に表彰して頂きありがとうございます。第70回という区切りのよい回に日本推理作家協会賞を受賞でき大変嬉しく思っています。受賞後は多くの執筆依頼もきておりますので、いつか松山を舞台にし、それとなく大学名を入れた作品を書き松山大学を宣伝したいとも考えています。今後についてもより良い作品を書けるよう努力します。本日はありがとうございました。」との感謝の言葉が述べられた。

 最後に出席者全員での記念撮影後、樋又キャンパスのレストラン「ル・ルパ」にて行われた御祝と懇親を兼ねた昼食会では、表彰作品に関しての話題等でひと時の会食を楽しんだ。


 今回の日本推理作家協会賞受賞を記念して、本学図書館入口付近に宇佐美まことさんを紹介するコーナーが設けられました。受賞作をはじめとして歴代の作品の展示とその紹介をしておりますので、温山会員の皆様も是非お立寄り下さい。

 また、温山会館2階の展示スペースにも新たに宇佐美まことさんのサイン入り色紙を展示しました。

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