社会人と学生の交流会

更新日:2015年12月22日

カテゴリ:お知らせ

社会人と学生の交流会

大学生活の名サポーター登場

「初めてのことばかりのキャンパスライフは不安も悩みもいっぱい…。
そんなキミのスタートラインは「学生支援室(PIER)」にある!
「?」だらけの履修の組み方も、プライベートな悩みもPIERですべて解決!」
新入生や悩める学生諸君に、そして、今回から社会人予備軍のあなたにも!

こんなキャッチフレーズが飛び込んでくる。

1

【8号館3階西側談話室】

【8号館3階西側談話室】

 

 

 

8時30分~18時00分
(土・日曜、祝日はお休みです)
※夏季休暇期間のみ 9時00分~16時00分
TEL: 089-926-8212(直通)
E-mail:mu-gaksup@matsuyama-u.jp

 

学生スタッフによるサポート活動について

学生支援室では、学生による学生のための学生生活支援をモットーに2つの学生団体(学生支援団体PIER、障がい学生支援団体POP)が活動しており、学生が主体となって企画・運営しています。より多くの学生が学生生活を快適に、より充実して送るためのサポート活動を行っています。

学生支援団体PIER(ピア)

主なサポート活動として、新入生の履修相談、オープンキャンパスでの高校生の案内、イベント(入学式・大学祭)での取材、フラワープロジェクト(東日本大震災復興支援募金活動)等があります。また学生生活を送る上で、困ったことや悩み相談にも先輩たちが応じ、学生同士が協力してサポートを行っています。

  活動名 内容
4月 履修相談 新入生対象に履修相談を行う。
学内誘導 学内において、ガイダンスが行われる期間と授業初日に、学内誘導を行う。
新入生インタビュー 入学式において新入生対象にインタビュー実施。学生支援室内で放映。
5月 松山大学・愛媛大学硬式野球定期戦応援旗づくり企画 硬式野球部の定期戦における企画イベントとして、来場者に自分の夢を記入してもらう旗を作成。
6月 オープンキャンパス 来場の高校生に様々なアドバイスを行う。
7月 東日本復興支援フラワープロジェクト 市駅前坊ちゃん広場にて募金活動を行い、学生が育てた花等の苗を渡す。
8月 オープンキャンパス 来場の高校生に様々なアドバイスを行う。
ピアスタッフ研修 ピア学生スタッフが下級生に対し、研修を企画・実施。ピアの組織について話し合い、グループワークを通し、活動の企画立案を行う。
9月 後期科目履修相談 後期科目履修組み換えの相談対応。
10月 広島土砂災害復興プロジェクト
(2014年度のみ)
学内において募金活動を行う。清水小学校と共同して千羽鶴を作成。学生スタッフが佐東公民館に千羽鶴を、安佐南区役所に義援金を持参。
2月 ピア研修―未来会議― 新年度を迎えるにあたり、今後もピアが継続的に活動できるよう、ピアの理念、ビジョン、行動指針について考え、組織体制を整えるための話し合いを行う。

以上のように、多様な活動をしている「PIER」ですが、今回初めて温山会とのコラボによる事業です。

初めて「PIER」のメンバーの企画で大学の先輩方と「就職(仕事)や学生生活について話をしてみたい」との希望からこの事業がスタートしました。
 学生生活で松山大学の先輩社会人の方と関わることができる機会は少ない。学生と社会人が気軽に触れ合うことができる機会を設けることで、疑問や悩みを抱えた学生に何らかの気づきを得てもらうことができるのではないか。それが、より充実した学生生活につながるのではないかということで、平成27年11月28日(土)13時から15時30分まで、本学2号館で「社会人と学生の交流会」が開催され、社会人(温山会員のOB・OG)6名と学生39名(スタッフ10名除く)「松山大学を卒業された社会人(温山会員)の方々と学生との間で交流会を開催し、
今回、温山会との合同企画として実施しました。

【参加して頂いた温山会員の皆様】

株式会社 松山三越 営業統括部 販売サービス部長     森 聡子  様(大37)
セキ株式会社 松山営業部次長             森重 泰臣 様(大39)
愛媛信用金庫 人事部                 井上 沙香 様(大48)
株式会社ソウケン 営業部課長             磯野 貴裕 様(大54)
松山市役所 市民部人権啓発課 上川原ふれあいセンター 森  正隆 様(大54)
南海放送株式会社                   清家 夕貴 様(大58)

【参加した学生の所属等】

 挨拶、スタッフ紹介、参加していただいた社会人の方々の自己紹介に引き続き、事前に寄せられた質問事項に基づいて45分間の質疑応答がありました。

【事前の質問事項】

  1. 業種や職種を選んだきっかけとその仕事に就くために行ったこと
  2. どのようなモチベーションやスタンスで就職活動をしたか
  3. 学生のうちにしておくと良いこと
  4. 社会人になって学生の頃と変わったこと

引続き6つのブースに分かれて、社会人(温山会員)を囲んでの交流会が1セット25分で2セット行われた。

《1 職種をえらんだきっかけや学生のうちにしておくと良いこと》
森:「当時はスチュワーデス・イベントコンパニオン・百貨店等人気があった。大学生の時に三越に行き、三越の方の対応がとても嬉しかった。人と人とのつながりが好きで小売業を選んだ。ひとつに拘らず、自分にぴったりのものが見つるかなと思った。」「学生時代は自由な時間が多かった。国内・国外問わずいろいろ旅行をし、いろいろな本も読み、いろいろな人との交流・経験を通して視野を広げてほしい」

森重:自然科学(理科)や歴史が好きだった。ひとつの分野に特化するほど得意なものもなかった。どれかひとつと言われてもこれというものがなく選びきれなかった。そういう特性を生かす、調べて、集めてまとめ上げる新聞記者とか文章を書くライターとかがいいかなと思って印刷の会社に入った。元ヤクルトスワローズの古田敦也選手は絶好調の時でもいろいろとスタイルを変えて挑戦したといいます。学生としてこの分野と決めるのもいいが、型にはめないで「変化することは進化すること」と考えるのも大切じゃないでしょうか。

 

井上:県内での就職、それも地元松山と決めて企業を探すこととしました。金融機関は「なんとなく堅実で給料もよさそうだ」そんなイメージから選びました。伊予銀行・愛媛銀行等々いろいろありますが、信用金庫には営業エリアの制限があり、より地元に密着できる金融機関として選びました。信用金庫の中で一般職や総合職を選ぶ段階では、多様な業務に従事することが求められ、組織運営・企画・判断・管理・渉外等業務 全般を行う総合職を選びました。今、経営学部の勉強が生かせる仕事ができているように思います。就職活動の時と実際に入ったときのギャップがある、インターンシップ等で会社・企業の担当者と具体的には話をしたり、体験をしたりすること大切なのではないと思います。

磯野:業務内容を清掃業・運送業と説明しましたが、清掃については一般的な清掃ではなく、薬品関係の工場の清掃業務が中心になります。また、洗浄の際に出た薬品を含む洗浄液を処理施設まで輸送するのが業務の中心です。ソウケンの社員はそれまでの仕事で何らかの原資があり、縁があって会社に入る者が多い。自分も以前は5,000人ほどの大手人材派遣の会社に勤務していました。そのときの仕事のつながりから、今の会社が営業部を作るということで人材派遣会社を退職しました。大型免許や牽引免許・危険物取扱免許等取得し、現場の見える営業職を目指して能力アップを常に心がけています。

森(正):公務員の仕事への漠然とした憧れがありました。松山市役所が一番地元に密着しており、道路行政や環境問題、福祉行政といろいろな分野の仕事ができます。生協で実施していた公務員講座の中で先輩から国・県、市、裁判所すべてにチャレンジしてみようとアドバイスを受けました。また、学生時代にいろいろ視野を広げようと、海外留学(ドイツ)やアルバイトもしましたが、3年からは一日勉強をして備えました。特別変ったことをした覚えはありません。松山市役所に受かるという目標を立て、ひたすら勉強し自己分析も行いました。小さいことの積み重ねが大切だと思います。

清家:3年生の夏・秋頃からジャンルを問わず説明会に参加し就職活動を始めました。銀行や製造業等の総合職を希望していたが、もともと人と話をするのが好きなので、人と人とを結ぶ職業に就けないかなあという思いがあり、人材派遣と情報提供関係のマスコミ、特にテレビ業界にという興味を持ちました。放送研究会に所属していたので報道関係の方とのお話をすることもあったが、実際に見てみたいと思うようになりました。最終的に人材派遣とマスコミに絞り最終的に就職活動を行うことにしました。その中で、専門的な知識もないので記者として新聞記事を毎日読んでいました。人と接しながら情報提供をしていく営業職を希望して南海放送等を受けました。放送業界の中での営業職を希望して受験し、配属先が報道部になり7年目となります。日本全国で、愛媛で旬な話題や今起こっていることが一番先に入ってくる報道の最先端の現場仕事しており、一番したかった仕事ができているように思います。就職のためにしたことと言えば、新聞記事のスクラップをしその記事に関する自分としての考え方を記入していきました。社会の方と関わるためにアルバイトやイベントスタッフをしたり参加やコミュニケーションを広げる努力をしました。最後に一番打ち込めるものを見つけること。その頑張ったことが自信になります。

※ 2-4についての、コメントについては、後日掲載できればと思っています。

社会人と学生の交流会 アンケート集計結果

【学生】

 【社会人】

○学生に意欲を感じられましたか。            はい(6)いいえ(0)
○来年以降もこの企画に参加してもよいと思いましたか。  はい(5)いいえ(1)
○今回の企画は満足できるものでしたか。         はい(6)いいえ(0)

【スタッフの対応はどうでしたか】

【開催時期(日時・曜日)はどうでしたか】

・よかった。
・土曜日は比較的動きやすい。
・1番ベストな時間。
・平日の参加は無理だと思う。

・月末よりは月中の開催が社会人としては出席しやすい。
・サービス業の方は土日は大変かも。
・問題はなかったが、平日の夜間(19:00)スタートの方が出席しやすい。

【ご意見・ご感想をお聞かせください】

・沢山の学生さんの参加を希望する。
・もっと時間があれば…と思った。
・全体での質疑応答は少し硬かったので、活発になるような方法を考えるとより楽しくなる。
・1,2年次生は3年次生がいることにより話しにくかったのではないか。

・有意義で楽しい時間を過ごすことができた。
・普段学生と接することが少ないのでとても貴重な体験となった。
・このような企画を継続してほしい。
・この会が4年間の学生生活の役に立てばいいと思う。
・ブースでは活発な意見が出ていた。
・フレンドリーにトークができて良かった。
・学生は思っていたより意欲的だったので本音で話すことができた。
・学生の生の意見を聞くことができた。
・5~7人程度のグループだったので、一人一人と顔を見ながら話せて良かった。

 【今後この活動をどう活かしたいですか】

就活

・就職活動に活かしたい、より良い就職活動にしたい。
・職業選びにおいて幅広い視野をもちたい。
・就活など困ったら思い出して考えに取り入れたい。

情報収集

・情報収集をしたい。
・様々な業種を調べたい。
・OBとOGの訪問などをして、実情に近い情報を得るようにしたい。

学生生活

・学生のうちにたくさんの経験をし、また経験を増やすモチベーションにしたい。
・これからの学生生活をどう過ごすか参考になったので、実践したい。
・アピールポイントを増やしたい。早くから勉強を始めたい。
・インターンシップをしたい。

その他

・自分を変えるために活用したい。
・たくさんの学生にこのような活動を広げたい。
・まずはアルバイトに活かしたい。

【あとがき】

社会人と学生が気軽に仕事について話をする機会は少ない。大学の講義にはない「生の声」を温山会の先輩から直接話してもらった結果、アンケートにもあるように、大きな成果として出ています。また、普段仕事について学生同士で話すことは少なく、社会人という媒体を通して同じ世代の仲間の意見を聞けたことも大きな成果のひとつになると思います。社会人として温山会員として貴重な経験は大きな宝です。今回の企画は28年度も継続し「PIER」とともに充実させていきたいと思います。

topへ戻る