松山支部
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第440回松温会9月例会開催報告
令和6年9月11日(水)12:00から道後友輪荘2階友輪の間にて第440回松温会9月例会が33名の参加のもと開催されました
今月は、株式会社村田の松﨑潔 氏(大学20回卒)に「終活について」お話いただきました。
村田葬儀社の創業のきっかけは、近所の葬儀社が廃業するのを、元々大工をしていた村田が引き受け、霊柩車を手作りし、愛媛県で初めて霊柩車を走らせたのが始まりでした。村田葬儀社に就職するに際して頭に浮かんだことは、①葬儀式場を創りたい②大学新卒生が就職する業界にしたいということでした。今日のテーマの終活についてですが、終活とは人生100年時代に自分・家族の最期に向けての行動であり、エンディングノートを配布しているので少しずつ記入していただけたらと思います。身の回りの整理(断捨離)をしたり、介護を希望するか、延命治療を希望するか。また相続は争続とも言われる位大変なことで、認知症になられると難しくなるので元気なうちにお話ししておくのが良いと思います。余談ですが自分の先祖がどれ位いるのか考えられたことがあしますか。10代遡ると2046人、20代遡ると200万人余り、30代遡ると21億人余りである。ここまで辿ると、「人類みな兄弟」です。お葬式について、最近はコロナの影響もあり、家族葬の流れが強くなってきています。他には、お通夜無しで葬式だけの一日葬やお通夜も葬式も無い火葬だけしてお墓に納める直葬、霊園の一角に桜や椿や紅葉の木を植えてあり、根本付近に穴を掘ってあってお骨を納める樹木葬、お骨をパウダー状の粉末にし和紙でくるんで海に沈める海洋葬などの相談も受けることがあります。葬儀後の手続きも大変で、特に相続不動産登記は今年から厳しくなり、3年以内に相続登記をしないといけなくなり、手続きに結構お金がかかります。49日法要、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、23回忌、27回忌とあるが、23と27の間を取って25回忌にすることもある。略して7回忌で終了さす場合もチいる。人生は四苦(4×9)+八苦(8×9)=108(煩悩)である。1万円札になった渋沢栄一は100年前に名言を残している。「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十に迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」当時人生50年と言われている時代に。凄い人である。有名な俳句家に村田葬儀社のために作っていただいた句がある。「人の世の 別離は定め 秋の星」いい句を作っていただいた。
最後に…終わりは突然やってくる。人の命は分からない。一日一日を有意義に過ごしていただきたいと思います。