松山支部

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第438回松温会6月例会開催報告

更新日:2024年10月22日

令和6年6月19日(水)12:00から道後友輪荘2階友輪の間にて、第438回松温会6月例会が30名の参加のもと開催されました。

今月は、尾上泰士さん(大44)に「マスターズ陸上について」と題してお話いただきました。


「走り出したきっかけは小学校5年のとき、父親にほぼ強制的に走らされるようになりました。実は運動があまり得意な方ではなかったのですが、親が体育教師で男3兄弟の自分は次男であり、自分だけが運動会のリレーの選手になれないような状況で父親としては歯がゆかったのでしょう。長距離から短距離に変更したのですが高2の秋に、一つ上の先輩が400mハードルをやっていたということと、香川にトップクラスの素晴らしい選手がいて、テレビで競っているのを見て、自分もこういう風になりたいとあこがれを抱いたこともあり、400mハードルに種目を変更しました。初めての試合が高2の新人戦で、地区予選を通過し、県大会に出場、6位に入賞し、自分もこの種目なら活躍できるのではないかと気合を入れて練習に取り組んだのですが、膝を壊し、高2の冬に手術しました。その後復帰し、県大会では入賞して、四国大会までは行くのですが、夢だった全国大会には出れずに終わりました。全国大会出場という夢を達するために松山大学陸上部へ入部して、中四国の大会では入賞はしたが、全国大会には夢かなわず終わった。一度引退はしたが、平成9年に愛媛県中四国インカレが開催され、これを観戦したこともあり、もう一度陸上をやってみようと思い復帰しました。社会人になってからは有名人に会いたいというのもあり実業団登録をして試合に出るようになり、27歳のとき関西実業団で3位に入賞して、全日本実業団に出場することが出来ました。全日本実業団にはその後3回出場しましたが全て予選落ちでした。30歳を過ぎて中々年齢的にも第一線で優勝を目指すのは厳しいと思っていたとき、マスターズ陸上の存在を知り、マスターズであれば全国大会で優勝できるのではないかという欲が出て、35歳になってマスターズ登録をして36歳のとき名古屋で行われた大会で初めて全国優勝を経験しました。また更に欲が湧きその後時間は空くが43歳の時にシンガポールで開催されたアジアマスターズで優勝した。その後APMG=アジアパシフィックマスターズゲーム、陸上以外の競技も全て含めたマスターズのアジア大会でも優勝しました。去年、フィリピンで行われたアジアマスターズでも優勝することができました。練習し続けることの大切さを改めて感じました。マスターズの魅力は、全国大会はもちろんだが、国際大会も参加しやすいこと。5年ごとに記録を残すことができ、目標を立てやすく、年齢を重ねても目標や夢を持ち続けていればいつまでも元気で走ることもできます。魅力の2つ目として、基本的に個人競技で記録がハッキリと結果に出ます。3つ目として世界大会、国際大会に出場しやすいので世界中に知り合いができます。学生時代陸上はしてなかったが走るのが得意だ、野球をしていたので肩に自信がある、など興味がある方は気軽に大会に参加してもらえたらと思います。夢や目標を持ち続けて努力していれば結果が出せるということを、今の学生達に、簡単にあきらめずに頑張ってほしい、努力してほしいし、そうすれば夢は叶うのではないかと思います。」と締めくくりました。

中川事務局長から「どうやったらそんなにスリムでいられるのですか?」との質問があり、

尾上さんは「体質もあると思いますが、食事と睡眠は日頃から気を付けています。食事の面で気を付けていることとすればバランスよく食べることと夜21時以降、寝る3時間前は極力食事を摂らず、どうしても食事を摂らないといけない場合は、ご飯類は控えておかずかサラダを食べるようにしています。」と回答されていました。

初参加の松﨑潔氏(大20)、岡田翔偉氏(大73)より自己紹介があり、閉会しました。

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