松山支部

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第436回松温会4月例会開催報告

更新日:2024年10月22日

令和6年4月17日(水)12:00から道後友輪荘2階友輪の間にて、第436回松温会4月例会が36名の参加のもと
開催されました。
今井俊朗松温会会長から
「今月は、株式会社松山三越の近藤良一さん(大41)に『新しい地域型百貨店に向けて松山三越と地域協業』
と題してお話いただきます。松山三越は3年くらい前から大幅に店舗を大きくリニューアルされています。
その中での戦略をお聞かせいただけたらと思います。」との挨拶がありました。

 

近藤さんから「松山三越の歴史について」「平成3年度グランドオープンから30年後の令和3年10月に大きくリニューアルオープンした内容に至る説明」「企業理念に基づいた令和3年から現在までの松山三越の地域協業の取り組み」の3つのパートに分けて説明いただきました。

「松山三越の歴史について」
昭和21年10月6日、戦後初めて百貨店として地域に出店したのが松山三越といわれています。①文化を軸に地域の人々が交流する場所としての三越、②四国愛媛の優れた物産と文化を発掘して全国へ発信、③全国世界の優れた商品と文化を四国に紹介していきたい。この3つの精神が今でもずっと続いています。昭和31年11月に愛媛県で初めてエスカレーターが出来たのが松山三越と言われており、エスカレーターに乗るために愛媛県内から人が沢山来たと写真が残っています。昭和46年6月にスルスル(外が一望できるエレベーター)が出来ました。平成3年9月、ストアコンセプトとしては「地域に密着したコミュニティ百貨店」として、アトリウムコートができ、その当時は真ん中にグランドピアノ1台がおいてあり、集いの場としてしっかりと楽しんでもらう場としてグランドオープンしました。

「平成3年度グランドオープンから30年後の令和3年10月に大きくリニューアルオープンした内容に至る説明」
30年間大々的なリモデルは行わず、大きな建物は全国の中でも綺麗な建物だったので、そこを生かしながら上手く新しい形で変えていかないといけないと考えていたとき、松山三越は真ん中にあって城山に近い、道後温泉も近い、大街道があって銀天街があって髙島屋がある、それぞれと一緒に協業して街を盛り上げていかないといけないと思いながら今後の生まれ変わるビジネスモデルは何だろうと考えたところ、立地が良いところを上手く生かしながら地域協業を地域の皆さまと共にやっていくことが地域に貢献できるようになるだろうと考えました。

「企業理念に基づいた令和3年から現在までの松山三越の地域協業の取り組み」
令和5年4月三越伊勢丹企業理念が再整理された。「こころ動かす、ひとの力で。」をテーマに、地域の方々にしっかりと良い商品を紹介する流れを進めていきました。地域のイベントをしながら地域に貢献するこの松山三越の原点に戻って様々なことをやるのが地域協業とこれからの新しい松山三越の取り組み、百貨店を超えていく店舗になっていければと思っています。これからの松山三越にご期待いただけたらと思います。

会場から近藤さんへ大きな拍手が送られ、4月例会は閉会いたしました。

 

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