第421回　松温会12月特別例会開催報告

令和４年12月４日（日）、第421回松温会12月特別例会の開催報告です。今回は大学創立100周年を目前に三恩人のご功績に触れるため、愛媛県生涯学習センター愛媛人物博物館（以下「人物博物館」）にて令和4年12月3日（土）から令和5年3月12日（日）まで開催されている、松山高等商業学校初代校長である加藤彰廉（かとうあきかど）先生の企画展等を見学する日帰り研修ツアーを実施しました。今回のツアーには父母の会、文京会の役員の方々にもご参加いただき総勢30名で研修を通じ３団体が交流できるツアーとなりました。

午前９時過ぎ、貸し切りバスで松山大学を出発し、最初の目的地である人物博物館へ向かいました。

人物博物館到着後、先ずは研修室で当館の冨吉専門学芸員から企画展の見どころなどをご解説いただき、その後展示資料を見学しました。展示室では彰廉先生の幼少期から晩年に至るまでの足跡が関係資料により紹介されており、これまであまり知られていなかった大阪英語学校時代や専修学校で講師を務めていた時代の資料や写真などにより、彰廉先生の功績を再発見させていただきました

人物博物館見学後は、砥部町内で昼食をとり、午後からは「砥部焼千山」を訪問し、砥部焼ができるまでの各工程の見学と参加者全員が絵付け体験に挑戦しました。約1か月後には作品が届くとのことで、どんな風に焼きあがるのか楽しみです。

最後は「砥部むかしのくらし館」を訪問し、多数の懐かしい民具や玩具などに触れることができ、さらに当館で開催中の森元青芳展ではご子息から直々に作品に関するご説明をいただきました。

今回の研修会は、彰廉先生の足跡をたどることができ、また、地元の伝統工芸品である砥部焼や観光スポットを見つめ直す良い機会となり、充実した研修旅行となりました。

今回の研修ツアーは、今年度より温山会職域支部を設立されたフジトラベル様にご協力いただきました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。