松山支部
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第419回 松温会10月例会開催報告
令和4年10月19日(水)12:00より、道後友輪荘 2階 友輪の間にて、第419回松温会10月例会が36名の温山会員の参加のもと開催されました。
会に先立ち、令和4年9月29日にご逝去された温山会顧問の今井琉璃男様に対する哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。今井俊朗 松温会会長からの挨拶では「今井顧問は、常任理事を4年間務められたのち平成2年から副会長・松山支部長、平成5年から12年までは第13代温山会長としてご活躍され、その後顧問として22年間と長きにわたって温山会に貢献頂きました。また、愛媛新聞社では、幅広い人脈を活かして、愛媛クラブや経済研究会を発足させたほか、「愛媛CATV」の設立にも大いに尽力され、以後、社長、会長、相談役として、約70年にわたって愛媛新聞社の発展に貢献されました。心からご冥福をお祈りいたします。」と今井顧問の功績や経歴が紹介されました。
昼食後卓話へと移り、今回の講師である山田幸子さん(大学26回・松山支部事務局長)から「親子二人三脚ブログの奇跡」という演題でお話いただきました。山田さんは、昭和52年にテレビ愛媛に入社され、アナウンサーやプロデューサー等を経験され令和2年に定年退職されました。現在は「オフィスY&Y」を開設されています。
さて、卓話ですが、「夢中になることは何歳からでも見つかる、始めるのに遅いことはない、見つけた趣味でびっくりするほど進化できる、母がそのお手本になっている」という内容で、具体的には、山田さんは2年前から現在92歳になるお母様とブログを始め、それ以来、お母様の日常生活が驚くほど変わったというお話でした。
山田さんは、定年後毎日顔を合わせるようになったお母様と小さな喧嘩が絶えなくなり、いい方向に向かうように何かをしようかと考えたのが「ブログ発信」で、そのブログでお母様に俳句とイラストを担当してもらったところ、お母様に奇跡が起こり、イラストが生きがいとなり、生活の拠点をベッドからリビングに移し、いろんな情報を集めるために360度アンテナを張るおばあちゃんになったとのことです。
お母様に奇跡が起こった理由は、SNSでの発信により、自分の作品を毎日スマホやパソコンで見てもらうことができ、それを見た世界の人たちからいろんなメッセージやコメントが頂けるので、家に居ながら世界の人たちと繋がっているという意識ができたことや、独学で一生懸命図録の模写に打ち込んでいるからではないかと山田さんは話されていました。
最後に、「イラストを始めて楽しいです。90歳からでも遅くない」というお母様からのメッセージと「人は幾つになっても好きなことが見つかり生きがいを見い出すことができれば見つけた趣味で果てしなく進化できる。母は90歳から見つけた趣味でただ今進化の途中です」という山田さんからのメッセージを頂きました。
親子の心温まるお話に、会場から温かい拍手が送られ閉会となりました。
なお、当日はお母様のイラストの原本を会場入り口に展示し、参加者の皆様にご披露頂きました。
山田さんのブログ「やまだのよもだブログ」は「山田幸子フリーアナウンサーnoto」で検索いただくと記事を閲覧できます。 https://note.com/yamadanoyomoda/all
第420回松温会11月特別例会は、令和4年11月17日(木)18:30~20:30 松山大学内「ル・ルパ」で開催 「ボージョレ・ヌーヴォーを楽しむ会」