水野広徳74回忌追悼法要 ~作家 青山淳平氏 講演会~ のお知らせ

更新日:2018年10月3日

カテゴリ:お知らせ

  

 

 松山市三津で生まれた言論人・水野広徳(1875~1945)は、明治37年に日本海軍軍人として日露戦争に従事し、日本海海戦史「此一戦」を出版しベストセラー作家となりました。しかし、第一次世界大戦後の欧州の悲惨な戦況視察のあと、一転して非戦を主張するようになりました。大正10年、軍部の反感を買い退役を余儀なくされた後も、重なる発禁処分にもひるむことなく、言論人として率直・明快な態度で自分の考えや筆を曲げることはありませんでした。

 殊にアメリカを仮想敵国とした軍部の新国防方針に反対し、日本がアメリカと戦えば、東京は一夜にして焼野原になるだろうと予見した先見性は歴史が証明しています。豊富な軍事知識と近代戦争の実情を視察した経験を踏まえ、軍縮・非戦論、平和論を積極的に展開したその論理の明快さ、分析の鋭さ、施策の深さは、政治・軍事・外交・社会・思想史など近代史の色々な分野で大きな業績を残しています。

 この反戦・反骨に生きた水野広徳の追悼法要を実施し、彼の生涯を顕彰してまいりたいと考えます。温山会員の皆様もこの機会にご参集いただければ幸いです。

 

【日時】平成30年10月14日(日) 10:00~11:30

【場所】蓮福寺 (松山市柳井町3-6-3)

【参加費】無料 (後援会定員80名/先着順)

 《追悼法要》10:00~10:20 (墓前)

 《芝  居》10:30~10:40 (2Fホール)

       「水野広徳・軍服を脱いだ平和主義者」 出演: 近藤誠二 村上幸央

 《講 演 会》10:45~11:30 (2Fホール)

       「明治松山の誇れる偉人」 ~至誠の人  新田長次郎~

        作家 青山淳平 氏  下関出身で元高校教員。愛媛銀行参与を退職後、作家活動に専念。

                 『小説・坪内寿夫』(中央公論社)、『小説・修復腎移植』(光人社)

                  など、幅広い分野で多数の著書を出版。

 

主催・発起人  蓮福寺・住職 山岡 宏  NPO法人アイムまつやま・理事長 菅 紀子  

        南海放送株式会社・顧問 河田 正道

 

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