秋の夜長は
読書の秋 三島文学を究める ~松大OBからの発信~
著者の岡山典弘氏(大30)は、昭和56年の卒業と同時に愛媛県庁に入庁して愛媛県美術館建設プロジェクトなどを担当。公務の傍ら文学の道に入り、これまでに5冊の著書を刊行。
柔道を描いた青春小説
3冊目の『青いスクウェア』(日本文学館)は、柔道を描いた青春小説で、4冊目の『三島由紀夫外伝』(彩流社)は、従来の三島評伝に記されていない逸話や挿話を拾いあげた著書を。
5冊目の『三島由紀夫の源流』(新典社)では、母方・橋家の家系や神風連人脈との繋がりを中心とした著書を刊行。
ケンブリッジ大学図書館収蔵作品
『三島由紀夫外伝』は、ケンブリッジ大学など48大学の図書館に収蔵され、『三島由紀夫の源流』は、東京大学など43大学に収められている。ケンブリッジ 大学と東京大学と双方の図書館に著作が収蔵される例は少なく、愛媛県出身の文学者では、ノーベル賞作家の大江健三郎氏と岡山典弘氏の二人でしょうか。
この10月には、6冊目となる『三島由紀夫が愛した美女たち』(啓文社書房)が刊行される。宮家令嬢から映画女優まで―三島が憧れ、恋心を抱き、熱愛 した女性たちの物語。映画女優・若尾文子、天上界の麗人・美輪明宏、シャンソンの女王・越路吹雪、新劇女優・村松英子、宮家・北白川祥子など、10人の美 女と三島の人生の軌跡が交差するさまを華麗に描いた作品。
『三島由紀夫が愛した美女たち』は、明屋書店・紀伊國屋書店などの書店やAmazonなどのWeb書店でも購入が可能。
著者は文武両道をモットーに、松山商科大学柔道部に所属し副主将も務め、現在母校松山大学でも教鞭をとって活躍中。
11月25日(金)の「憂国忌」で は、会場となる「星陵会館」(東京都千代田区永田町)に登壇して、約500名の前で三島を語るとともに、著書の頒布とサイン会を行う予定になっている。
益々の活躍を祈っています!!