尾道支部
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松山大学温山会尾道支部総会報告
松山大学温山会尾道支部総会開催報告
松山大学温山会尾道支部総会が平成28年10月21日(金)午後7時から尾道市の「グリーンヒルホテル尾道」で開催された。司会の山崎高広幹事(大40)の自己紹介の後、総会・懇親会が始まった。
勝島康次郎(大18)支部長より、地震の影響で興梠安(大19)温山会会長の到着がやや遅れることの報告があった。「今年の松山大学のトピックスと言えば、女子駅伝部・高見澤安珠(経営学部3年)選手がリオデジャネイロオリンピック・3000m障害に出場した。自分も見させてもらった。トップを走るということは、常にテレビに出ると言う意味合いで素晴らしい。大西監督の話や女子駅伝部の話、高見澤選手の話がテレビで取り上げられた。松山大学が全国区になった第一歩ではないかと思っている。後刻、大学や温山会からその話が聞けるのではないかと思う。多くの会員そして来賓の方々に来ていただき、ありがとうございます」との挨拶があった。
来賓の天倉吉章薬学部教授、林格(大24)専務理事、キャリアセンター事務部世良静弘(大29)部長、ゲストとして東海支部・池内聖(大18)支部長、広島支部・三好修仁(大20)支部長、福山支部長・杉原浩二(大28)支部長の6名紹介があった。
続いて天倉吉昭教授より「尾道支部総会には今回2回目の参加となる。今回も手を挙げて参加させてもらった。薬学部の現況は、2006年に薬学部設立以来11年目で、卒業生も2012年第一期生を送り出して以来400名が薬剤師として活躍中で我々としても励みになっている。松山市内はもちろん愛媛県内薬局で卒業生が薬剤師として働いており、後10年すると後輩も増えてくる。私の研究室の卒業生が1名尾道総合病院で勤務している。松山出身で尾道が好きということで希望してきた。何かの時には力になって欲しい。愛媛県はもちろん中国地方にもんどんどん松山大学出身者が広がっていくと思う。そして、松山大学はもちろん、薬学部が盛り上がってくれるとわれわれも励みになる。皆さん応援をお願いします。前回支部総会に参加し勝島先生と巡り合うことが出来た。以来、野草園に来ていただいたり、授業の見学もしていただいたりして大変うれしく思う。今後もっともっと盛り上げていきたい。皆さんの健康と活躍をお祈りします」との挨拶があった。
林格専務理事からは、90周年記念事業のひとつ記念フラッグの紹介があった。橋と自転車と波をあしらった尾道支部のデザインはもちろん、長崎支部、福岡支部、今治支部のフラッグの紹介があった。
続いて村上宏之理事長・学長代理の世良静弘キャリアセンター事務部長から「本学の近況報告として5学部6学科と大学院5研究科、短期大学となっており、在学者数は約6,000名となっている。28年度は1,583名の入学がありその半数近くが女子学生。すべての学部学科で定員を充足している。大学冬の時代ではあるが、松山大学においては 競争率も出ており健全な大学運営が出来ている。
今年4月に旧南海放送跡地に4階建で真ん中が吹き抜けの“樋又キャンパス”がオープンした。今までのキャンパスと違って、総ガラス張りの教室で授業の様子が外側からも見ることが出来る。このキャンパスは新しい学びの空間としてアクティブラーニングに最適な設備を備え、学生の自主的な学習活動や社会人との共同活動がスムーズに行える新しいタイプの学修スペースとなっている。授業後も夜間10時まで利用でき警備も万全で安心・安全な施設となっている。地域社会との連携をコンセプトに明るく開放的なキャンパスで、多くの方々の来校によって、学生の修学意欲の向上と地域との研究交流の場に繋がると期待している。キャリアセンターと社会連携室もこのキャンパスの1階にあって、そこで学生の就職指導、社会連携活動に当たっている。また、カフェやレストランもあり、学生や先生方、温山会員はもちろん社会人も利用している。是非おいでいただきたい。
8月13日に本学経営学部3年の高見澤安珠選手が3000m障害の日本代表で現役学生として初めて夏のオリンピック出場を果たした。しかし、世界の壁は厚く最初の3周近くまではトップをキープして健闘してくれたが、外国勢に押されて後退した。世界との力の差を実感したが、これを4年後の東京オリンピックに生かしてほしいと思う。
10月30日には杜の都仙台で全日本大学女子駅伝が開催される。昨年は3位で素晴らしかったが、全区間で立命館大学が強かった。今年は、松山大学も平地を走らせたら高見澤安珠選手よりも早い選手がいくらでもいる。オリンピック出場の彼女を以てしてもうかうかしてはいられないほどチーム内での競争が激しい。高見澤選手でも杜の都を走れないこともある。そのくらい全体がレベルアップしている。大西監督や村井コーチからも『今までは立命館の姿すら見えなかった。今年はやれる!立命館の背中が見える。背中に手が届く』との力強い声も届いている。是非10月末の日曜日、期待して応援をお願いしたい。また、富士山女子駅伝が12月30日行われる。応援をお願い致します。全国大会へ硬式テニス部・ソフトテニス・バドミントン・軟式野球・弓道・柔道・剣道・バレーボール・ソフトボール等出場している。松山大学は2023年には創立100周年を迎える。大学が地域の“知の拠点”地域・卒業生・在学生に誇れる大学にしていきたいのでご指導ご鞭撻を賜りたい。松山大学は温山会との緊密かつ友好的な協力体制を築いていきたいと思っている。尾道支部の益々の発展と皆様のご健康とご多幸を祈念したい」との挨拶があった。
興梠安温山会会長(大19)からは、「遅れたことへ大変申し訳ありません。2016年5月20日にひめぎんホールで行われた温山会総会・松山支部総会を皮切りに、新居浜支部・大洲支部・福山支部・南宇和支部・福岡支部・東海支部・八幡浜支部・北条支部、西条支部等々そして尾道支部が19番目になり、11支部とは交流が出来たが8支部には行くことが出来ず失礼しております。2017年1月8日が温山会創立90周年となる。4月中旬には記念の会を開催したいと思っているので是非参加してほしい。来週10月30日は、仙台杜の都全日本大学女子駅伝になる。大変期待が持てる。温山会として現地で声援を送りたいと思っている。地域貢献事業としては、7月17日(日)にマイロード清掃が実施され、小雨の降る中松山大学、愛媛大学、松山北高等学校等の周辺道路を学生や温山会員やその家族100人近くで心地よい汗を流すことができた。それぞれの地域での貢献を考え実行して欲しい。本日も近隣友好支部との交流あり、大変うれしく思う。これからも皆さんとともに温山会を盛り上げていけたらと思っている」との挨拶があった。
池内東海支部長から「今年で3年目となる。他支部との交流は東海支部でも大切にしている。広島・山口・尾道と交流し、今後は近畿を予定している。勝島支部長さんとは大学18回同期だ。この縁を大切にしたい。今後ともよろしくお願いしたい」との挨拶があった。
広島支部三好支部長からは「広島支部は61回目の支部総会が終了した。今日『尾道支部・支部史』を見せて頂いて感心した。松山大学の歴史も長く年代の差が大きい。広島支部では22年卒の神森先生から、平成28年卒の方との差は70年にもなる。そこで交流をするとなると幅広い方々の交流が出来る。近隣の支部との交流も意義あるものだ。来年64回目の支部総会にも参加したい」との挨拶があった。福山支部長杉原浩二支部長(大28)から「6月に福山支部総会を実施し勝島支部長にきていただいた。22年前の支部総会は、100名近く集まった。以降は少しずつ減りそして高齢化している、連携を取りながら支部総会が出来ればいいと思っている。ゴルフでの連携はとれているがいずれは総会でもそうなってくることもあるのではないだろうか。尾道市は観光都市とても活気があっていい。参考にさせてもらいたい」との挨拶があった。
議事・報告に移り、平野敬二(大32)幹事長から詳細事業報告が、岡田和也(大35)会計報告、村井弘明(大19)監事から監査報告がありすべて承認された。
但し、来年度支部総会には、女子駅伝部の大西監督にきていただくことで、日程について若干変更をしたい旨が特別報告され承認された。また、監査報告の後、女子駅伝部への特別カンパの提案が承認され総会は終了した。
懇親会は昭和40年オリンピックの年の卒業と言われる松浦幸男(大14)副支部長の挨拶で始まった。国体にラグビーのオール愛媛の選手として岐阜国体に出場した話や苦労した会計学・簿記の単位取得の苦労や村上水軍に関わった話、岡山支部鳥越先生のエピソードが話された。藤間三郎幹事の「久々の出会いを楽しみ、元気で地域の発展に益々寄与していただきますこと」を祈念した乾杯の音頭で待ちに待った懇親会はスタートした。
美味しいお酒とお料理、素晴らしいサービスで会が徐々に盛り上がっていく中、テーブル別の一分間スピーチが始まった。
以下内容を列記「広島カープ優勝万歳。尾道支部史の紹介と今後の計画。興梠会長今後の抱負、ニューヨークも視野に?カープファン喜びの声。親父の教育の影響でカープ以外は野球球団とは認めない。黒田引退涙腺緩んだ。松山訪問、下宿や松田池今昔物語。セリーグ最下位中日ドラゴンズの本拠地名古屋在住、隠れカープファン。来年60周年を迎える東海支部へ是非!基本的にはカープファン、最下位中日ドラゴンズ平田の叔父です。定年まで1年半今後も末永くよろしく。日経新聞よろしく。スケジュールが合えばゴルフへ。今年12月29日は30年ぶりの南溟寮OB会。カープのチケット2時間PCチャレンジ失敗。子育て奮闘中。97~100歳まで生きて孫の子どもの大学進学を見届けるぞ!第一に運動、そして栄養、口腔歯の管理、勝島先生ヨロシク!明後日78歳。下宿のおばあちゃんに大事にされた。呉に棲み呉で知り合い、嫁にもらった奥さん、子ども3人カープ女子。日本シリーズチケットPCつながらず、先着200名限定カープ中国新聞優勝号外ゲット。振り込みました女子駅伝応援物語。お盆旅行、東京第一DXルーム宿泊。3年連続総会出場?最近入院2kg減量。野村証券勤務、若手で温山会盛り上げるぞ!昨年前厄、今年本厄、来年は?!2回目参加、最下位オリックスです(キララ女子)世良部長が野球の監督、そのとき愛大に負けて神宮出られず!スピーチ終了後益々交流は盛り上がり、和やかな雰囲気の中で終盤を迎えた。全員参加のじゃんけんゲームによって温山会グッズのプレゼントもあった。
また、若手の温山会員が支部運営に積極的に関わろうとする意欲が随所に見られとても頼もしく感じられた。最後に全員の写真撮影があり、閉会となった。
尾道支部総会は63回目となる。今回、今までの歩みをまとめた“支部史”が出来上がった。草創期の支部の歴史を振り返り新たな一歩を踏み出すこと「温故知新」の心はきっと大きな成果を生むものと信じたい。
二次会にも多くの方々が繰り出し、エネルギッシュに語り歌いまさしくカープはひとつ、松大はひとつを実感するひと時となった。
【あとがき】新尾道駅に降り立ちバス停で尾道駅方面行きのバスを待った。バスに揺られること15分足らず、駅前は金曜日の夕方とあって“海辺の美術館”ベンチで寛ぐ人、友達と写真どりする女子学生、ゆったりと釣り糸を垂れる小学生。仕事を終えて向島に帰る人、向島から尾道に帰る人、小型のフェリーが狭い水道を往き来する。話をすれば今広島の街カープ優勝の話題で持ちきりだった。40年前の松山でもカープフィーバーが巻き起こっていた。