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なまらよかった!温山会北海道支部総会報告
平成28年度 第38回松山大学温山会北海道支部総会報告
松山大学温山会北海道支部総会が2016年9月10日(土)午後6時から札幌市西区琴似の「ことに大和家」にて開催された。
一分間の黙祷で始まった支部総会では、相次いで襲来した台風の影響で、釧路在住の藤田真一氏(大42)が残念ながら出席叶わなかったことが分かり、一同改めて今回の台風による被害の大きさを実感することとなった。
清水延雄支部長(大15)より松山大学・温山会本部の参加を得て、開催できることへの感謝とお礼の言葉が述べられた。
大城戸圭一温山会副会長(大25)からは、「北海道で同窓の皆様方にお会いできることは嬉しい限りです。日本、そして42番目の支部がニューヨークにもできた。全国42支部で松山大学の卒業生の皆さんがいる。それだけで心強く思う。松山大学温山会としての会の目的は、会員相互の親睦を図る。各支部の支援を行う。現在の学生へ奨学の支援をしていくということだ。温山会の活動を紹介していくと、親睦については各支部総会に参加をすること。このことについて、昨日興梠会長から電話があり『北海道支部総会に参加したいが、研修がありその講師役をする必要がある為に参加が出来ない。お詫びし、皆様によろしくお伝えいただきたい』とのメッセージを言付かった。会長を始め顧問、副会長先輩同窓の皆様と全国の支部総会に参加し懇親に努めるよう努力している。
今年も温山会の行事としては、マイロード清掃という大学周辺の道路を学生と温山会員がボランティア活動を行っている。全国大会に出場する運動部学生への支援、遠征費の一部助成もしている。今年夏の嬉しいニュースとしては、リオデジャネイロオリンピック女子3000m障害日本代表の高見澤安珠選手(経営3年)が出場した。残念ながら予選で敗退はしたものの、最初のスタートから松山大学の仲間が世界のトップを走っているという姿に何とも言えない感動を覚えた。
2016年9月2日(金)から9月4日(日)にかけて埼玉県熊谷市で「天皇賜盃第85回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)」が開催され、女子駅伝部は対校戦のトラックの部で50点を獲得した。
2位は44点大阪成蹊大学、3位は41点で立命館大学。中四国勢としては初となる日本一の栄冠に輝いた。大会初日の1500m決勝では、予選を通過した1年生2名が積極的な走りをみせ高見沢里歩選手(経済1年)が4分22秒21の自己新記録で4位、岡田佳子選手(経済1年)が4分23秒95で5位に入賞した。この流れを引き継いだ10000mでは松田杏奈選手(経済4年)が33分21秒99で3位、古谷奏選手(経済2年)が33分27秒10で4位、上原明悠美選手(経済4年)が34分00秒34で6位と出場した3名が全員入賞を果たした。大会2日目の5000m決勝では、主将の中原海鈴選手(経済4年)が先頭集団でレースをすすめ、3000mからのロングスパートで立命館大学のエースとのマッチレースになったが、一歩もひくことなく残り100mからのラストスパートで引き離し15分48秒16の好タイムで見事日本一の栄冠を勝ち取った。大会最終日の3000m障害決勝では、リオデジャネイロオリンピック日本代表の高見澤安珠選手(経営3年)が万全の体調ではない中、スタート直後から先頭を譲ることなく9分56秒96の大会新記録で初優勝。また、後半猛烈な追い上げをみせた1年生の岡田選手が、自己記録を17秒更新する9分59秒17の大会新記録で2位に、昨年度の覇者三島美咲選手(経営4年)が5位とそれぞれ入賞した。10月30日(日)東北で行われる大学女子駅伝での活躍が期待できると思う。温山会が大学と一緒になって松山大学を盛り上げていきたい。
今、松山大学を取り巻く情勢は非常に厳しい。少子高齢化で入学者が減ってくる。情報化・国際化そして国立大学の存在。将来に向けて大きな改革をしなければならない。その中で松山大学の保護者から口を揃えて言われるのが、OBの方々が各地で活躍されていること。就職に強い大学であること。これが松山大学を選ぶ大きなポイントになっている。72,000名を超える卒業生、温山会員、全国で活躍いただいている皆さんに大学を支えてもらっていると改めて感じる。今日は短い時間ではあるが交流を深めていきたい。松山にお帰りの際には是非、温山会館にもおいでいただきたい」との挨拶があった。
支部報告として「28年度北海道支部の登録者が70名、内女性が32名。道内の住所が確定できたものが37名、返信があったのが28通で転居先不明が多数だった。北海道支部の悩みは入れ替わりが激しいところ。今回若い女性が参加してくれとても嬉しい。今後ともよろしくお願いしたい」との現状報告があった。続いて、会計報告がなされ承認を受けた。
次に、林専務理事より近況報告があり「会長、副会長と共に1年間で30ヶ所以上の支部総会に参加している。昨日は、松山大学温山会館にニッタ最高顧問の新田長彦氏とその御一行と取引先『ヤマカミ』の社長他全国軟式野球大会に参加するメンバー30名余りに温山会館に来ていただき感激した。一方、全国の支部を訪問し松山高等商業学校、松山経済専門学校、松山商科大学、松山大学卒業生の方々との交流を深める中で多くの先輩方や関係の方々に松山大学や松山が愛されていることを実感し、同窓はいいものだとつくづく感じる。今年度入学者数は1,457名、大学・大学院・短期大学等合わせて5,900名余り在学している。大学では学生にいかに力をつけていくか。また、その応援を温山会としていかにしていくかが大きな課題だと思っている。2017年1月8日は温山会創立90周年目のお祝いの日だ。現在その計画を立てており決まれば紹介もしていきたい。
ガラス張りの新キャンパスでは、社会人との交流等も深める中で修学意欲を高めることができるよう、そして力をつけて社会に出て後輩の面倒をみることができるような環境作りができていると思っている。是非松山に帰られた折には、新キャンパスや学生の様子も見てほしい」との挨拶があった。 その後の協議では、11月末が締切の温山会記念フラッグの作成について、北海道の奥にことばの資料を元にフラッグを創り、松山大学にエールを送れるものにすることが確認された。本部からは「2015年5月の温山会総会から“温山会未来募金”を支部総会参加者にお願いしている。目標額は90周年に因んで90万円としている。その未来募金で記念の温山会グッズを作成しプレゼントしたいと思ってので協力をお願いしたい」との要望がなされた。
懇親会は、曽我部正顧問(大8)により「遠路遥々ようこそ」という歓迎の言葉と学長さん教授の先生方へのラブコールの言葉の後「北海道支部でも女性会員が増えてきていいことです。参加の皆様、温山会員の皆様の健康と発展を祈念した」乾杯の音頭でスタートした。
北海の美味しいお料理と地酒、プレゼントしていただいた小樽のワインで交流の輪がどんどん広がり、懐かしい松山や同級生、大学で指導を受けた先生の話に花が咲いた。二人の参加女性と話をする内に二人が草創期の女子駅伝部のメンバーだったことに大感激。地元産の美味しいサッポロビールを酌み交わしながら、女子駅伝部の寮での食生活やおやつ事情、苦しかった練習や日本全国をバスで移動しながら出場した大会・転戦の大変さ。ユニフォームがなかった時代に土佐礼子(大48)先輩に工面してもらったユニフォームで出場した大会。先生やコーチとのやり取りの話等で盛り上がった。
宴たけなわの中参加者全員による近況報告となった。「北海道に来て28年目、経営学部卒業の支部の入れ替わりが多いのが悩みです」「卒業後福岡、東京、広島、高松、松山と転勤を重ね、松山在住時には「松温会」にも参加したことがあり、行く先々で温山会に参加をしている」「北海道は20年選手。62年の卒業、証券会社への勤務経験もある大学の先生。夢が語れなくなった・・・」待ちに待った女性軍一人目は
「大学62回卒業、3年半ほど実業団経験して現在アルバイトで就活中」二人目の女性は、「卒業して地元に帰り金融関係の仕事をしている。北海道選抜で倶知安町内のマラソン大会にも出場した。汗を流すのが気持ちいい。後輩が頑張っている姿が嬉しいし自分も頑張りたい」「45年入学なぜか50年の卒業です。興梠会長には5年目は“大学院見習い”と持ち上げられ救われたような気持ちになった。35年間小学校に勤務し、体育を中心に研究をしてきた。縁あって2015年5月から温山会に勤務している。いろいろな支部に参加し先輩方との交流を通して“松山でよかった商大でよかった”と強く思う」「就職試験の前日に盛大な宴会へ参加し翌日の受験は・・・。車が好きで卒業後自動車・産業機械の会社で40年勤務している。ある支部総会で先輩方からいろいろ刺激を受けてきた。『ぬるま湯の中で先輩方の遺産を食い潰しているだけじゃないか。90周年を超えて100周年、その先を見据えた方向付けができているのか』と問題を投げかけられた。大学での役職を活かして何かしていかなければと考えている。率直なご意見をいただきたい」最後に「昭和34年の卒業。大手生命会社へ入社した会社は女性が多かった。東大・慶応・早稲田・青学・京大等わが商大勢も3名入社した。全国を転勤し支部には第1回目から参加している」等々興味深い話が満載だった。
いよいよお楽しみ抽選会となり、松山大学グッズや温山会グッズが当選者に贈呈され、商品の中身を見比べながら実際に使ってみながらの和やかな抽選会となった。
楽しかった交流の時間もあっという間に過ぎ、中締めとして玉井健一(大36)副支部長の次回の再会を祈って一本締めで閉会となった。
【あとがき】秋色も漂う北海道。そぼ降る雨の北海道。夜は半数の方が二次会に参加、馴染みの店での交流が更に深まった。「北の旅人」「小樽の人」「夜明けのブルース」「襟裳岬」「恋の街札幌」「おいらの船は300トン」・・・「高原列車」等々。歌いそして話し、そして歌い食べ・・・。せっかくママさんのサービス“夕張メロン”も呑兵衛にはかぼちゃ?になりそうなほど酔いもまわったところでお開きとなった。
翌朝の札幌大通公園は“秋のフェスタ”の準備中でした。栃の実が熟してまさに秋色一色。
北海道支部の皆さん、誠にありがとうございました。