東海支部
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温山会東海支部総会報告
平成28年度 温山会東海支部総会報告
温山会東海支部総会が7月10日(日)午前11時から名古屋市の「ローズコートホテル3階アプローズ」にて開催された。司会の大畠亜里抄氏(大40)の自己紹介の後、黙祷が行われた。
池内聖支部長(大18)より第59回温山会東海支部総会が松山大学・温山会本部、中部愛媛県人会、友好支部(東京・近畿・広島・山口)関係者の参加を得て、開催できることへの感謝とお礼の言葉が述べられた。そして「近年、母校松山大学がスポーツ・学業両面にわたり発展し活躍していること、日本全国のみならず世界的なレベルでの活躍を誇りに思っている。今後も先生方や若い学生を中心に大学の発展に寄与していただくことを望んでおり、常日頃の努力に敬意を表したい。今日は63名の参加で、近年になく多くの参加となった。来賓及び会員の皆様に感謝を申し上げたい。東海支部は女性と若い人の参加も増えた。更に多くの方々の参加を期待している。来年は60回目の節目の年となる。多くの方々と60年目の記念総会をお祝いしたいので、是非参加をしてほしい。今日は、懇親会を通して更に絆を深めてほしい」との挨拶があった。
来賓紹介の後、村上宏之学長から支部総会開催のお祝いの後、「本学の近況報告として5学部6学科と大学院5研究科、短期大学となっており、在学者数 は約6,000名となっている。27年度 1,340名が卒業し、28年度は1,583名の入学があり、すべての学部学科で定員を充足していること。今年4月に旧南海放送跡地に樋又キャンパスがオープンしたこと。この新キャンパスは新しい学びの空間としてアクティブラーニングに最適な設備を備え、学生の自主的な学習活動や社会人との共同活動がスムーズに行える新しいタイプの学修スペースとなっていること。建物は全面ガラス張りで、地域社会との連携をコンセプトに明るく開放的なキャンパスで、多くの方々の 来校によって、学生の修学意欲の向上と地域との研究交流の場に繋がると期待していること。レストラン「ル・ルパ」やカフェ「ラ・ノワ」も併設しており、是非ご来学いただきたい」との呼びかけがなされた。課外活動では、「女子駅伝部が二つの全国大会で3位になったこと。年末の富士山女子駅伝では東海支部の方々には応援はもちろん色々な面でお世話になりありがたい。ベトナム・ホーチミン市で開催された第17回アジアジュニア陸上競技選手権大会女子5000Mで緒方美咲選手(経営2年)が2位になったこと。高見澤安珠選手(経営3年)が6月の日本陸上選手権大会3000m障害で大会新記録で2連覇を果たし、8月に行われるリオデジャネイロ五輪出場が決まったこと。硬式テニス部男女の全国大会出場が決定したこと。ソフトボール男子が8月に鹿児島市で開催される全日本大学選手権大会出場決定したこと。松山大学は2023年には創立100周年を迎える。今後も地域の高等教育の拠点として、知の拠点として、卒業生・大学生が誇りを持てる学びの場としての役割が果たせるよう基盤と体制を整えていきたいので、ご指導ご鞭撻をいただきたい。今後も松山大学と温山会との緊密な協力関係を築いていきたい」との挨拶があった。
興梠安温山会会長(大19)からは、「63名の方々の参加で支部総会が盛大に開催できること誠におめでとうございます。また、東海支部が来年60周年を迎えること、重ねておめでとうございます。温山会も2017年1月には90周年を迎えます。現在、90周年事業企画検討委員会で検討しているが、決定すれば温山会のホームページで報告をしたいと思っている。2016年5月20日にひめぎんホールで行われた温山会総会・松山支部総会を皮切りに、新居浜支部・大洲支部・福山支部と1,200名余りと交流をすることができた。今後は、八幡浜支部等予定されており、可能な限り支部総会に参加していきたいと思っている。東海支部の三重県津市の出身で、志を抱き松山大学へ入学した女子駅伝部の高見澤安珠選手がリオデジャネイロオリンピックへの出場が決定しとても喜ばしい。地域貢献事業として、7月17日(日)にマイロード清掃が実施される。松山大学、愛媛大学、松山北高等学校等の周辺道路を、学生や温山会員やその家族100人余りでいい汗を流そうと思っている。それぞれの地域でのボランティアを企画してはどうだろうか」との提案がなされた。
また「大学で実施している三恩人(新田長次郎・加藤恒忠・加藤彰廉)の墓参に参加することができた。高商・経専・商大・松山大学の原点について見直すきっかけとなった。
温山会の会長として、2回目の総会を済ますことができたが、2年かかっても四国では徳島支部、山口県の防府支部と防府支部女性会、九州では長崎支部。そして、41番目の沖縄支部と42番目のニューヨーク支部の6支部には参加できていない。最終年度の今年は何が何でも参加したいと思っている。とにかく、来年1月の90周年を共に祝っていただきたい」との挨拶があった。
東海支部総会は、
①平成27年度活動報告 ②平成27年度会計報告 ③平成27年度会計監査報告 ④平成28年度活動計画(案) ⑤平成28年度予算(案) ⑥役員人事(案)
について提案審議された。提案の中で、支部間の交流を積極的に実施していきたいこと。例年静岡市で実施していた静岡分会は、富士山女子駅伝の応援を兼ねて12月29日(木)に富士市内で実施されるようになったことが補足説明され、すべて承認された。
続いて、経専20回卒業の水野隆夫氏による「私の人生航路」と題した記念講演となった。昭和17年4月松山経済専門学校入学、19年9月卒業。同年10月九州帝国大学法文学部経済学科入学、昭和22年9月卒業。カマイチ商店入社以来企業人として、また、笠原町長4期16年に渡り町政担当者として活躍された日々を回顧しながらの講演を拝聴した(詳細後日掲載予定)。
参加者全員の記念撮影の後、高津晃氏(大51)の司会で懇親会が行われた。来賓の挨拶では、林専務理事から、平成28年3月に刊行された「松山大学マンドリン倶楽部史」と第13代温山会今井琉璃男会長刊行の「温故知新」の紹介。「温山会」ホームページの見方と東海支部ゆかりの高見澤安珠選手掲載記事の紹介と温山会員活躍情報の提供依頼、若者に人気の温山会グッズの紹介と未来募金への協力依頼がなされた。
中部愛媛県人会の渡部茂久会長から「中部愛媛県人会は愛知・岐阜・三重3県の愛媛県にゆかりのある方を中心に会が構成されている。中部愛媛県人会でも青年部を立ち上げて、若い人に参加してほしいということを始めたところで、是非協力をお願いしたい。世界の経済情勢は激変している。最近読んだ『善と悪の経済学』流行の経済学の本の中に、金融・経済には信念をもち、“先読み”をしながらやっていく必要があると書いてある。松山大学は経済界の元締めの人材を輩出する大学と聞いている。そんな経済面での話もできればと思っている」という挨拶があった。
伊藤武夫氏(経専24)は、松山経済専門学校へ終戦の翌年昭和21年に入学し、昭和24年3月に卒業した。同級生には、旧制中学校や前年に廃校となった海軍兵学校・陸軍士官学校出身者や海外からの引揚者もおり、5・6歳の年齢の差もあったという。「平和な日本と大学の発展、参会者のご健康・ご多幸」を祈念した乾杯のご発声で懇親会が始まった。
宴たけなわの中、来賓・会員のスピーチのあと、各所で初めての出会いや久々の再会を喜び合い交流を深め、大いに盛り上がった。中でも、昨年の年末に富士山女子駅伝の応援を縁に、宇和島から参加した武田恭一氏(大22)。駅伝応援の縁で懐かしいワンダーフォーゲルの先輩と会うことができたようだ。
恒例の福引は参加者全員にお土産が貰えるという大きな特徴がある。スポンサーは支部所属温山会員の関係企業や個人。ホテルからは豪華宿泊券2組分。笑顔弾ける抽選会でした。景品をいただいた方からのお礼の言葉と近況報告、記念撮影はひとり一人参加の実感が湧く瞬間でもあります。
会場のローズコートホテルの宿泊券一人目当選者は、初参加の大学20回杉野英治氏に。
二人目は、大成平八郎先輩(大17)に当たったが先輩が辞退されたため、次の当選者大学21回高橋進氏にとなったが、「今更ダブルベッドは・・・」と言うコメントで次の方に譲られることになった。司会者の「これ以上の辞退は許しません」という強いコメント後、めでたく大学37回岡村哲也氏に決定した。興奮冷めやらぬ中始まった松山大学・松山商科大学の校歌斉唱は、校歌が変わるとステージで歌うメンバーが入れ替わり力強く歌われとても印象的だった。逍遥歌もしっかりと歌い上げられ盛り上がった。
大学57回堀川直樹氏により「温山会の皆様の健康・大学の発展とオリンピック出場高見澤選手・女子駅伝部の活躍・健闘」を祈念した万歳三唱で閉会した。
【あとがき】大相撲名古屋場所の初日。名古屋の街は活気に満ちていた。昨年を上回る63名の参加者。内、10名の女性の中には、元女子駅伝部の山岡礼奈さん(大63)と藤原なつみさん(大63)若手会員も参加。先輩方に挨拶をする機会ができとてもよかった。名産・銘菓、おらが村の街の名物をどっさりと持ち込んでの手づくり感たっぷりの抽選会は盛況。来年は60周年記念の支部総会。元気でお会いできることを祈念しております。温山会の創立90周年記念の未来募金にも協力していただきました。誠にありがとうございました。