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温山会福岡支部総会報告

更新日:2016年7月14日

平成28年度 福岡支部総会・懇親会報告 

 平成28年度 福岡支部総会が7月2日(土)午後6時30分から福岡市博多区築港本町の「福岡サンパレスホテル」にて開催された。総会は、野中純治事務局長(大17)の司会で行われた。会に先立って、藤田厚人前キャリアセンター事務部部長の訃報について詳細報告があり、全員で黙祷が捧げられた。

【山笠スタイルの木梨支部長】

【山笠スタイルの木梨支部長】

博多の夏を彩る博多山笠が7月1日から始まり、山笠スタイルの木梨久太郎支部長(大16)から来賓へ支部総会参加へのお礼と忙しい山笠の時期に参加してくれた会員、初参加の3名の方への感謝の言葉が述べられた。

最初に、村上宏之学長から支部総会開催のお祝いの後、本学の近況報告として5学部6学科と大学院5研究科、短期大学となっており、在学者数 は約6,000名となっている。27年度 1,340名が卒業し、28年度は1,583名の入学があり、すべての学部学科で定員を充足していることが報告された。また、4月に旧南海放送跡地に樋又キャンパスがオープンしたこと。この新キャンパスは新しい学びの空間としてアクティブラーニングに最適な設備を備え、学生の自主的な学習活動や社会人との 共同活動がスムーズに行える新しいタイプの学修スペースとなっていること。地域社会との連携をコンセプトに“明るく開放的なキャンパス”で、多くの方々の 来校によって、学生の修学意欲の向上と地域との研究交流の場に繋がると期待していること。レストラン「ル・ルパ」やカフェ「ラ・ノワ」も併設しており、 「是非ご来学いただきたい」との呼びかけがなされた。課外活動では、女子駅伝部が二つの全国大会で3位になったことやベトナム・ホーチミン市で開催された第17回アジアジュニア陸上競技選手権大会女子5000Mで緒方美咲選手(経営2)が2位になったこと。高見澤安珠選手のリオ五輪出場が決まったこと。硬式テニス部男女の全国大会出場が決定したこと。2023年には創立100周年を迎える。今後も地域の高等教育の拠点として、知の拠点として、卒業生・大学生が誇りを持てる学びの場としての役割が果たせるよう基盤と体制を整えていきたいので、ご指導ご鞭撻をいただきたい。今後も松山大学と温山会との緊密な協力関係を築いていきたいとの挨拶があった。

温山会秋川啓人副会長(大25)から、「2017年1月が温山会創立90周年になる。90年目は100年へのひとつのステップと考えており、在学生や温山会員でシンポジウムを開催し今後の大学のあり方や温山会のあるべき姿を求める会としたい。

【2017年1月に温山会90周年】

【2017年1月に温山会90周年】

具体的な案ができれば、案内をしたい。我々は、温山会の先輩方のお陰で現在がある。次代を担う在学生も卒業すれば各支部に参加できるようにするのは、地元松山支部の役割だと思っている。今日は福岡支部の方々のいろいろな意見を伺いたい」との挨拶があった。

 キャリアセンター事務部世良静弘部長から「大学の新情報としては、今年4月に樋又キャンパスがオープンした。今までの大学の建物はマッチ箱のようなものの中に色々詰め込んだようなものが多かった。樋又新キャンパスは、真ん中が綺麗な吹き抜けになっている。2階には教室も配置されており、カーテンもあるがオープンのままで授業が実施されている。周囲がガラス張りで、学修の様子が丸見えの状態だ。2階には女子のパウダールームがあり、使用前に見学したが、これには感動した。今年の入学者の半数近くが女子学生で、女子学生に配慮した施設となっている。

【若手と女性の参加促進】

【若手と女性の参加促進】

現在3号館の耐震改修もしているが、同じようにパウダールームにするよう指令が出ている。是非とも見て頂いて大人の雰囲気を宣伝してほしい。
 支部総会に参加して感じるのは、支部それぞれ共通の悩みは“若手と女性の参加促進”だと思う。今年の就職活動は6月から選考が始まり内定もそろそろ出始めてきている段階だ。10月1日の内定式で確定する。内定した学生には各地の温山会支部の情報も伝えて、参加するように勧めたいと思っている」との挨拶があった。

 総会は横田つとむ会計担当(大19)から27年度の会計報告があり、監査報告が長尾俊秀監査(大12)からなされ承認された。また、昨年作成された温山会福岡支部の名簿の紹介があり総会は終了した。
懇親会はテニス部OBの安岡大介幹事(大40)の司会で進められ、伊藤正和先輩(大6)の「山笠をしっかり楽しみ、温山会の絆をより一層深めることを祈念」した乾杯の音頭で懇親会が始まった。

美味しい料理とお酒をいただき、先輩・後輩の交流、他の支部長さんとの交流で盛り上がる中、いよいよ初参加の方々の挨拶が始まった。

 一番手には佐賀県より参加の亀井正彦氏(大19)「参加させてもらってもいいのかなと思いながら参加させてもらった。菊池先生の簿記も神森先生の会計学も苦労してやっと単位を修得した。会社勤めをする中で、悪戦苦闘の末税理士の資格を取得し現在に至っている。よろしくお願い致します」磯部淳一氏(大28)「昭和54年に卒業。定年を迎えたが、現在現役で仕事をしている。これを機会に諸先輩方のお仲間に加えていただき交流もしていきたい」村瀬喜和氏(大55)「大分県中津市の出身。大学時代はラグビーをしていた。自動車の部品や製造メーカーの営業職。ご指導いただきたい」とフレッシュな3人から挨拶があった。福岡支部恒例の希望者による近況報告が始まった。
 立川ブラインド勤務の安岡大介氏(大40)「昨年7月に一部上場会社となった。新製品の紹介を温山会の先輩方に送付させてもらい8名ほどに協力してもらった。樋又新キャンパスにも製品を利用してもらっているとは思いますが・・・。今後ともよろしくお願い致します」金子直樹(大35)「マルトモ(株)さんには、長年お世話になった。今年の2月に東京へ転勤の辞令が出たが、翌日地元に残りたいとお断りをした。現在は地元の会社に再就職している。“捨てる神あれば拾う神あり。企業は人なり!お客さんも人なり!”妻・子のためにもしっかり頑張りたい」

亀井正彦氏(大19)「佐賀では、10月下旬から世界バルーン選手権があり、全世界からバルーンが150基ほど参加する。天候と風次第で運が良ければ上がる。是非おいでください」。磯部淳一氏(大28)「博多に住んで15年目になる。博多は“お祭り・人情”非常にいい所。4年間暮らした松山はおっとりして大好き。松山では下宿のおじちゃん、おばちゃんに大事にしてもらった。会社は創業137年の歴史と伝統があり、それに恥じない仕事を心掛けている。諸先輩に会えて感激している。アステム(株)九州では大きな薬品会社で3,000名近くの社員がいる。会長が中医協会長をしている薬品卸会社。今年60歳となるが、来月雇用延長となる。若手に松山大学の気風を伝え育てたい」藤本直昭氏(大36)「10年前に参加した。その後、転勤となりまた戻ってきた。激烈な歓迎の言葉をもらった。違和感なく参加できありがたかった」山中清行氏(大29)「国内信販、KCカード、JCカード、YJカードと楽天からヤフー傘下になった。今年退職し、現在“公僕”として国民健康保険の徴収指導員となっている。お金に関わる仕事で、納付の相談に応じている。国民年金納付の相談はいつでもどうぞ」洲之内昌司氏(大23)「松山生まれの松山育ちで、現在は福岡市。短期大学を卒業し、編入学試験を受けて経済学部へ編入後、経済学部を修了し、経営学部にも在籍、高沢ゼミで学び卒業した」ご子息の情報も交えた近況報告があった。

 交流が進む中始まった恒例の抽選会の人気景品は、木梨支部長提供の焼酎やワインや宮崎伸行氏(大29)提供の“サクラクレパス製品(温山会ネーム入り)”が人気を博し、当選者のコメントも間に挟みながら和やかに抽選会は進んだ。

最後は松山大学、松山商科大学の校歌、そして逍遥歌。それぞれの歌で年代に合わせステージへ上がるメンバーが交代し手拍子で賑やかにそして懐かしく歌われた。

 仕上げは、木梨支部長の音頭により健康を祈念した『博多手一本』で福岡支部総会は幕を閉じた。総会終了後の二次会は福岡の元気印で更に盛り上がったことは言うまでもない。

懐かしい“松山慕情”をはじめとする学生時代の懐かしい歌が何度も何度も歌われ夜も更けるのも忘れ楽しんだ。

【あとがき】世界的なボランティア組織であるライオンズクラブの「第99回ライオンズクラブ国際大会」開催に伴い、国内外から約38,000人が福岡市を訪れ、本来は7月1日から公開される飾り山笠が6月24日から披露され、絢爛豪華な飾り山笠で世界各国の方を華やかにお迎えしたという。

今や観光は「食べる・買う」だけでなく、「体験」を通して地域への理解や愛情を深める時代。本当にお忙しい中、山笠の2日目に温山会福岡支部総会を開催していただき感謝の言葉しかない。今年も山笠で盛り上がる博多の街で先輩方との交流を楽しむことができた。大変お世話になりました。来年もよろしくお願い致します。

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