2015富士山女子駅伝

更新日:2016年1月22日

カテゴリ:お知らせ

2015 富士山女子駅伝 

【目指すは てっぺん】

【目指すは てっぺん】

    めざせ 駅伝日本一        松山大学女子駅伝部

 

 2013年に場所を静岡県・富士市、富士宮市に移し生まれ変わった駅伝の大学女子日本一を決める大会。世界遺産富士山の麓で行われ、ほぼコースのどこからでも富士山が見えるため「富士山女子駅伝」と呼ばれ、いわゆる『箱根駅伝の女子版』を目指した大会が12月30日開催された。4年生がこの大会で引退になることから、学生の思いは熱く、笑顔あり涙ありの感動レースが繰り広げられた。

【富士山女子駅伝コース】

【富士山女子駅伝コース】

 

 

 コースは富士の麓である富士山本宮浅間大社前をスタートし、コースの高低差が172mもある過酷なレース。レースは7区間43.4kmで争われ、1区には90mもの下り、最終7区では166mもの急激な登り。2区の3.5kmから 4区の9.4kmまで富士の裾野そのものの起伏・長短入り混じった個性豊かなコース編成となるため、見ている者にとっては面白い反面、苛酷でランナー泣かせのコースが待ち受けている。

 出場チームは、『第33回全日本大学女子駅伝対校選手権大会』の上位校などから20チームが出場し、さらに今回オープン参加の「静岡県学生選抜チーム」も参加した。静岡県学生選抜チームは、年内の中学・高校を卒業した選手、または圏内の大学・大学院に在籍する選手で構成された。5連覇の立命館大をはじめ、3位争いを演じた名城大、大東文化大学、日本体育大学等々全21チーム。

 4年生にとっては泣いても笑っても12月30日富士山が最後のレース。1年間戦ってきたことの集大成の大会だ。10月25日の仙台での逆転3位をバネに、さらに高みを目指して翌日からの苦しい練習を乗り越えて迎えたこの大会。「10月の全日本大学女子駅伝で五連覇を果たしレースの中心となるはずの立命館大学。創部6年目ながら層の厚い選手で固めた大東文化大学。成長著しい日体大。10年ぶりの優勝を目指す名城大。粘り強くタフさを兼ね備えた精鋭軍団松山大学」とそれぞれの女子大生の青春を賭けた勝負の場だ。10月25日の劇的な3位入賞を飾った翌日からの練習が始まった。大会直前にメンバー予定選手が風邪をひくアクシデントや仙台での『第33回全日本大学女子駅伝対校選手権大会』でメンバーになれなかった選手の復活劇もあった。
 いろいろあったが、過去最高順位の3位に入賞!!
 7区で逆転された
2位名城大学とは、わずか12秒差。悔しい3位。 

【浅間大社前をスタート】

【1区:浅間大社前をスタート】

いよいよスタート:10時

 スピードランナーがそろった1区では、エース上原明悠美選手(経済3年)が1位に11秒差の4位で襷を2区の中原海鈴選手(主将:経済3年)へ。

 1区( 6.6km )上原明悠美 20’30″(区間4位)
 1区区間記録
  【管野 七虹 20’19″(立命館大学3年)】
 
 
 中原選手は故障上がりを全く感じさせない走りで3位に浮上した。
 2区(3.5km)中原海鈴 11’07”(区間4位)

 2区区間記録 
    【池本 愛 10’49”(立命館大学3年)】

【中原選手:2014富士山女子駅伝】

【中原選手:2014富士山女子駅伝】

【高見澤選手:3区登り坂】 

 

 

 

 

 

                                【高見澤選手:3区登り坂】

  3区高見澤安珠選手(経営2年)は、二度の日本一を経験し、海外でのレース経験を自信と誇りに大激走。2位に順位を上げ、トップを快走する立命館大学を追走した。

 3区( 4.4km )高見澤安珠 14’24″(区間3位) 

 3区区間記録【和田優香里 14‘06″立命館大学2年)】

 最長区間(9.4km)となる4区は、精鋭松山大学においても、特に長い距離を得意とする古谷奏選手(経済1年)が必死で頑張るが、一つ順位を落としての3位となった。5区も同じく1年の谷珠祈選手(経済1年)も粘りの走りを見せ、区間3位の記録も大阪学院大学(5区区間賞)の追い上げに合い、4位に順位を下げた。

【がんばった1年生】

【がんばった1年生:4区・5区】

4区( 9.4km )古谷 奏  32’13″(区間8位)

4区区間記録
【太田 琴菜(立命館大学2年)30’03”

5区( 5.0km )谷 珠祈  16’09″(区間3位) 

5区区間記録
【清水 真帆(大阪学院大学3年)15’49”

 

 6区は安定感抜群、9月『天皇賜盃第84回日本学生陸上競技対校選手権』で念願の日本一に輝いた三島美咲選手(経営3年)。さすがに3年生、高低差の少ない直線道路を激走し、1年生の走りもカバーしながら追い上げ2位に17秒差まで肉薄する3位に浮上した。
 6区(6.8km)三島 美咲  22’43″(区間3位)6区区間記録【加賀山恵奈(立命館大学1)22’08”

【アンカー松田選手:史上最高3位】

【アンカー松田選手:史上最高3位】

 アンカー“小さな巨人”松田杏奈選手(経済3年)が、10月仙台での『第33回全日本大学女子駅伝対校選手権大会』の悔しさをぶつけるかのように、2位の名城大学をじわりじわりと追いつめるが、悔しい3位となった。

7区( 7.7km )松田杏奈  28’10″(区間4位)
7区区間記録
【藤田理恵(鹿屋体育大学3年)27’35”

【選手からのコメント】
 今回も多くの方が応援に駆け付けて下さり、選手の追い風となる声援を選手に送ってくださいました。本当にありがとうございます。来年も試合が続きますが「松山大学らしく」挑戦を続けますので、今後ともご声援よろしくお願いいたします。

総合3位(3年連続入賞) 2時間25分16秒

1区( 6.6km )上原明悠美 20’30″(区間4位)
2区( 3.5km )中原海鈴  11’07″(区間4位)
3区( 4.4km )高見澤安珠 14’24″(区間3位)
4区( 9.4km )古谷 奏  32’13″(区間8位) 
5区( 5.0km )谷 珠祈  16’09″(区間3位)
6区( 6.8km )三島美咲  22’43″(区間3位) 
7区( 7.7km )松田杏奈  28’10″(区間4位)

 

 最終区では名城大学とのまさにデッドヒートが繰り広げられたが、17秒差を5秒も縮めての12秒差の3位でのゴール。背中がすぐそこにあって追いつけないもどかしさ。選手が見えぬ応援団ももどかしかった。

【あとがき】今大会の応援団には逆風が吹いた。松山大学温山会を中心に父母の会、文京会が支援・協力しての応援ツアー。松山大学を29日夜9時半過ぎに出発して翌日応援。そして大会後に『スーパー銭湯:湯らぎの里』で休憩し『魚河岸 丸天 富士店』での懇親会。その後午後8時に出発して31日早朝6時過ぎに松山着。0泊3日、バスでの10時間の旅は苦労も多かったが、それ以上にボランティアの方々や選手の保護者、静岡近隣の松山大学温山会員やその家族、選手応援団への思いが追い風として感じられ疲れも吹っ飛んでしまった。地元静岡からボランティアでマイクロバスを運転し応援団の輸送をしていただいた末包さん(大21)。
   「ありがとうございました。お蔭で途切れなくどの区間でも選手の応援が出来ました」

【浅間大社前】

     【浅間大社前:いざ応援】

 選手の活躍、熱走や激走をテレビを見て情報提供していただいた地元愛媛の松山大学ファンの皆様。東京、神奈川、千葉、山梨、愛知、大阪と多くの松山大学温山会の駅伝部ファンの皆様。3区では、「松山大学とは縁もゆかりもないけれどファンになりました」と応援をいただいている地元の女性とも出会えた。また、松山大学温山会員の友達とういう地元富士市の方は、「昨日電話が掛かってきて、どうしても俺(温山会員)は応援に行けないから代わりに行って応援をしてくれ」と頼まれたとのことでした。
 皆様方の応援はまさに『松山大学ここにあり、松山大学温山会ここにあり』を鼓舞するものであり、人数的には女子駅伝部同様の少数精鋭です。ただただ「ありがとうございました」
 レース終了後、スタンドは大西監督、村井コーチ、田村ランニングコーチそして、7人の選手、そして駅伝サポートガールの皆さんが揃った。それぞれの思いは「てっぺんです」。

【選手と応援団】

【選手と応援団】

 応援団の皆様。松大ミキャンもお疲れ様でした。そして感動をありがとうございました。泣きながら反省をする1年次生や不甲斐ないと自分を責める4年生を見たOBから「自分にとって彼女たちの頑張りと結果は誇りだよ。泣かなくていいんだよ」と声がかかった。

 「しっかりと前を向いて!!」             「富士のてっぺんに登りつけ!!」
 松山大学の持ち味である粘りで目標を達成しよう。来年も小人数でも『大応援団』の後押しを期待してください。 

HPをご覧の皆さん是非応援をおねがいします。

 

 

 

 

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